JALは、2019年6月20日、今年9月1日に国内線の羽田~福岡線でデビューするエアバスA350型機をメディア関係者に機内をお披露目した。
大きな特徴としては、全クラス(ファーストクラス、クラスJ、普通席)でシートやインテリアデザインを一新し、JAL国内線では初めてとなるシートテレビを全席に搭載し、いつでもビデオプログラムやライブTVを楽しめる。また機内インターネット接続サービス「JAL Wi-Fiサービス」。PC電源やUSBポートも全席に設けた。
全部で369席で、ファーストクラスが12席、クラスJが94席、普通席が263席となっている。全体の25.5%がクラスJの設定となっており、これまでの国内線の機体では最大のクラスJの設定となっている。
座席配列はファーストクラスは2-2-2、クラスJは2-4-2、普通席は3-3-3とした。荷物の収納スペースも大型化したことで、キャリーバック5つが1つの収納スペースに入れることが可能となった。
■ファーストクラス
国内メーカーであるジャムコ社と共同開発を行い、柔らかい座り心地のシートに仕上がっている。プライベート空間を確保するべく、シェル型を採用すると共に、センターディバイザーを活用している。またリクライニングやフットレストなどの操作が電動となり、また振動式のマッサージ機能が加わった。
■クラスJ
シートピッチは約97センチで座席幅は48センチ、シートテレビは11.6インチの大きさとなっている。これまでの黒い革のシートから布製のシートに変わり、またレッグレストが進化し、角度の調節のほか、前後にもスライドできるようになったことで好きなポジションに合わせることが可能。
■普通席
シートピッチは約79センチで座席幅は約44~41センチ、シートテレビは10.0インチの大きさとなっている。上下に動かせるヘッドレストで頭のポジションを合わせやすくなっている。また、シート電源が正面のシートテレビ下にあることで使いやすくなった。
9月1日に羽田発福岡行きの便でデビューする予定となっている。
関連URL:JAL、エアバスA350特設サイト
(鳥海高太朗)