スカイマークは、2017年3月26日~10月28日までの夏ダイヤ期間における運航スケジュールを発表した。主な変更点としては、休止していた仙台空港への乗り入れを再開し、7月1日から神戸~仙台線を1日2往復で就航するほか、茨城空港関連では新千歳行きが1日2往復に増便され、また那覇行きが現在の神戸経由便から直行便に変更される(神戸便は1日3往復から2往復に減便)。
羽田発着は新千歳、福岡、神戸、鹿児島、那覇へは直行で変更なし
羽田発着路線関連では、就航都市は現在の6都市のままで、新千歳、福岡、神戸、鹿児島、那覇の5都市へは直行、長崎へは神戸経由で運航となる。今回の運航スケジュールでは、神戸経由長崎行きのみ現在の1日4往復から3往復に減便されるほか、夏休み期間及び9月は新千歳と沖縄は1往復増便される。増便分は深夜便として運航される。
■2017年3月26日~10月28日までの羽田発着路線の便数
新千歳:1日8往復(7月14日~9月30日は9往復)
福岡:1日11往復
神戸:1日7往復
長崎:1日3往復(全便神戸経由)
鹿児島:1日4往復
那覇:1日6往復(月曜を除く7月15日~10月1日は1日7往復)
関連URL:スカイマーク
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 首都圏在住者におけるスカイマークの強みは、羽田発着便でANAやJALよりも割安に利用できることだろう。羽田からは新千歳、福岡、神戸、那覇など主要都市に就航し、LCCとは一線を画し、預ける荷物も20キロまで無料で預けられるほか、機内持ち込みも10キロまで可能となっている。
2015年1月にスカイマークが経営破綻してから2年が経過する。機材においてもエアバスA330を売却し、再度ボーイング737-800型機の同一機種に統一させて路線を再編したことで、2016年度は全路線平均で80%以上の搭乗率を記録している。特に羽田発着路線に限定すれば85%を越え、2016年8月~11月までは4ヶ月連続で90%台となった。便数も多く、かなりフレキシブルに使える点も大きいだろう。今年は仙台に再就航することになるが、このまま好調が続くのかを見守っていきたいと思う。
編集長 鳥海高太朗