成田空港を拠点に国内線では広島・佐賀・新千歳・関西線の4路線を運航する春秋航空日本(スプリングジャパン)は、2017年10月29日からの冬ダイヤを発表し、国内線では成田~関西線を運休し、成田~佐賀線を1日1往復に減便することを発表した。10月29日~2018年1月15日までの航空券は8月31日(木)正午より発売する。
広島線は2往復、佐賀と新千歳は1往復
10月29日からの冬ダイヤでは、成田~広島線はこれまで通りに午前・夕方(広島発は夜)の2往復を維持し、減便となる成田~佐賀線は成田発は午前11時30分、佐賀発は14時40分の1日1往復、また成田~新千歳線はこれまでの朝発から午後発に変更し、成田発は14時55分、新千歳発は17時45分となる。
春秋航空日本は、成田~関西線の運休については「関西空港に発着する訪日旅客の関東方面へのツアー需要が伸びず、十分な搭乗率が見込めないことから運休とした」とコメントしている。春秋航空日本では、各路線別の搭乗率は発表していない。
10月29日以降の運航スケジュール
■春秋航空日本、国内線運航スケジュール(2017年10月29日~2018年1月15日)
成田~広島線
IJ621便 成田9時00分発 広島10時40分着
IJ623便 成田17時15分発 広島18時55分着(※月曜のみ17時45分発19時25分着)
IJ622便 広島11時20分発 成田12時40分着
IJ624便 広島19時35分発 成田20時55分着(※月曜のみ20時05分発21時25分着)
成田~佐賀線
IJ701便 成田11時30分発 佐賀14時00分着
IJ702便 佐賀14時40分発 成田16時15分着
成田~新千歳線
IJ203便 成田14時55分発 新千歳16時35分着
IJ204便 新千歳17時45分発 成田19時30分着
関連URL:春秋航空日本
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 国内LCC4社全てが就航する成田~関西線であるが、春秋航空日本の運休によって、3社体制(ジェットスター・ジャパン、ピーチ、バニラエア)となる。成田~新千歳線も今年3月までは4社体制だったがピーチが運休したことで3社になっている。やはり4社の就航は難しいことを改めて感じた。
春秋航空日本は、私も4路線全て利用しており、特に広島線と佐賀線は複数回利用しているが、セール運賃以外で最安値運賃である「スプリング」で購入した場合においても、購入後の変更は出発7日前を切ると手数料を払っても変更ができない運賃ルールになっている(払い戻しは15日以上前のみ可でキャンセル料は30%)。基本的に購入した段階で自己都合で乗れない時は諦めるしかないのだ(キャンセル時に空港税は戻ってくる)。
そういったこともあり、春秋航空日本に乗る時は基本的に直前に購入するようにしている。また便数も少ないので欠航時の振替も翌日以降になることがほとんどであるが、安さという部分でのコストパフォーマンスは悪くない。また機内も明るくて雰囲気も良い春秋航空日本であるが、今回の運休・減便を踏まえ、今後の路線計画をどのように考えているのか、次の発表が待たれるところである。
編集長 鳥海高太朗