JAL(日本航空)は、国際線のプレミアムエコノミー設定便において出発当日にプレミアムエコノミーに空席がある場合に運賃種別を問わずエコノミークラスからアップグレードできる空港当日アップグレード料金を2017年4月1日から改定する。
欧米路線で片道4万円、東南アジア線で片道2万円に
現在は、欧米路線(含むホノルル線)・シドニー線では片道3万円、ジャカルタ・クアラルンプール・デリー線では片道2万円、バンコク・シンガポール・ハノイ・香港線では片道1万円の追加料金で利用できるが4月以降は欧米路線(含むホノルル線)で片道4万円(モスクワ線は片道3万5000円)、シドニー・デリー線で片道3万円、バンコク・ジャカルタ・シンガポール・ハノイ・クアラルンプール線で片道2万円、香港線で片道1万5000円となる。日本発は上記運賃となり、海外発現地通貨建てで別途設定されている額となる。シドニー・ジャカルタ・クアラルアンプール線は現在と同額で変わらない。
■JAL、プレミアムエコノミー当日アップグレード片道あたりの追加料金(2017年4月以降)
・ニューヨーク、シカゴ、ボストン、ダラス、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ホノルル、ロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキ線 4万円
(アメリカ発は350米ドル、イギリス発は290ポンド、フランス・ドイツ・フィンランド発は330ユーロ)
・モスクワ線 3万5000円
(ロシア発は1万8000ルーブル)
・シドニー、デリー線 3万円
(オーストラリア発は350豪ドル、インド発は1万8000ルピー)
・バンコク、ジャカルタ、シンガポール、ハノイ、クアラルンプール線 2万円
(タイ発は6200バーツ、インドネシア発は280万ルピア、シンガポール発は250シンガポールドル、ベトナム発は180米ドル、マレーシア発は800リンギット)
・香港線 1万5000円
(香港発は1500香港ドル)
なおアップグレード時のマイル積算は購入時のエコノミークラスの航空券の運賃に基づき、ラウンジ利用や手荷物の優先返却なども上級会員を除いてはエコノミークラスの扱いになる。
ANA国際線では、当日追加料金でプレミアムエコノミーにアップグレードできるサービスは行っていない。
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(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 少しでも快適に移動したい時にありがたいサービスである。座席も大きく、特に足下がゆったりしており、私も数回利用しているが、特に機内でノートパソコンを使って仕事したいときは、スライドする形のリクライニングになるので前の席の人が倒しても影響が全くないのは非常にありがたい。
長距離路線では、ゆっくり眠ることができることができ、エコノミークラスの前方にあるので到着時もスムーズに入国審査に進むことができるのもメリットである。空いている時には是非アップグレードしてみてはいかがだろうか。
(編集長 鳥海高太朗)