ANA(全日本空輸)は、国際線エコノミークラスの機内食をお客様の投票で決定する「ANA機内食総選挙2017」の2次選挙の投票が始まった。2017年8月6日までの投票期間にANAのFacebook、Twitter、Weiboの各ページから投票可能で、和食・洋食の上位メニューが今年12月から羽田・成田・関西・中部発便で提供されることになる。
8種類の機内食メニュー候補からSNSで投票
既に、過去4年間に実施した選挙で上位に選ばれ、かつ実際に評価が高かったメニュー8品での1次選挙が行われ、和食・洋食の各2位までのメニューと和食・洋食2種類ずつの新メニューの合計8種類の機内食で2次選挙が行われている。和食・洋食それぞれの上位が2017年12月から東京・関空・名古屋発便で提供される。
■和食メニュー
・とろとろ玉子の鰻玉丼(2015年機内食総選挙人気メニュー)
うなぎの蒲焼をとろとろの玉子でとじている
・牛すきやき丼(2016年 機内食総選挙人気メニュー)
定番のすき焼きをひとつの丼に仕立てた
・鶏出汁ご飯 チャーシューのせ(新メニュー)
鶏出汁で炊き込んだご飯に、柔らかくジューシーなチャーシュー、メンマや玉子を盛り込んだ、らーめんをイメージした一品
・焼き鳥丼(新メニュー)
焼き鳥の中でも人気のねぎ間とつくねを香ばしく焼き、丼に仕立てた。野菜を添えたバランスの良いメニュー
■和食メニュー
・赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ(2013年 機内食総選挙人気メニュー)
じっくり煮込んでコクのあるソースに仕上げた本格派の一品
・洋食屋さんのカツカレー(2014年 機内食総選挙人気メニュー)
日本の洋食の定番、カレーとトンカツの王道コンビネーションは食べごたえも抜群
・ビーフシチューとオムライス(新メニュー)
とろとろ玉子のオムライスとじっくり煮込んだビーフシチュー
・ビーフカレー(新メニュー)
柔らかく煮込んだビーフにゴマの風味を効かせた味わい深いカレー
SNSのフォロワーが試食会イベントに参加
今回の2次選挙期間中である7月29日には、ANAの機内食を製造しているANAC(ANAケータリングサービス)川崎工場で1次選挙で投票したSNSのフォロワーの中から抽選で選ばれた37名が機内食工場の見学もできる試食会に参加した。
試食会では最初に機内食工場に関するビデオを観た後、白衣に着替えて工場内を見学した。今回は、主に国際線の機内に搭載するドリンクや備品をカートに積み込む作業を行うエリア、更に工場内から空港へ運び、そのまま飛行機内に搭載することができる車「フードローダー車」にも実際に参加者が乗り込み、2階から1階までをフードローダー車を下ろす形で体験乗車した。
今回は2種類を試食
その後、試食会が始まり、参加者は8種類の中からそれぞれ異なった2種類を実際に試食。興味津々で試食する機内食をスマートフォンなどのカメラで撮影しながら、楽しんでいる姿が多く見られた。またドリンクサービスでは、参加者が機内で実際に客室乗務員と同じエプロンを着用して他の参加者へドリンクをサービスする姿も見られた。
実際にメニューを開発したANACのシェフも出席し、参加者と懇談しながら機内食についての知識を深めていた。約3時間のイベントは、あっという間に終了となった。既に募集は終了しているが、8月5日(土)に中部空港、6日(日)に関西空港でも試食会が開催される。
関連URL:ANA、ANAケータリングサービス、ANA Facebookページ
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 私も今回の取材中に8品のうちの1つである「鶏出汁ご飯 チャーシューのせ」を試食させていただいたが、チャーシューとご飯の相性が抜群であると共に、ご飯が鶏の出汁を使っていることもあり食欲を更にかきたてた。
正直、どれが選ばれても機内での機内食が楽しみになるのだが、実際に機内で出てきたメニューの中で「とろとろ玉子の鰻玉丼」と「赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ」を食べたことがあるが、全て完食したことを覚えている。今回、どのメニューが選ばれるのかが楽しみであるが、12月以降に機内で見ることができそうだ。
編集長 鳥海高太朗