東京駅と成田空港を結んでいる格安バス「THEアクセス成田」。千葉県のバス会社であるビィー・トランセグループとJRバス関東の共同運行になっているが、2017年10月2日よりJRバス関東で運行するバスに限り、事前予約なしの当日乗車、更にSuicaやPASMOなどの交通系ICカードで乗車し、バス車内に設置のJALマイレージバンク専用端末に交通系ICカードとJALマイレージバンクカードもしくはJALカードをタッチすることで片道25マイルが積算されるサービスが開始される(1日の上限は50マイルまで)。
片道25マイルは悪くない
東京駅・銀座駅~成田空港間は片道1000円で利用できることから、25マイルが積算されるということで還元率としては悪くない。既に東京モノレールでも交通系ICカードで乗車することでJALマイレージバンクに20マイルを貯められるが、THEアクセス成田も東京モノレールもJAL便の利用有無に関係なく、空港へ遊びに行く際に利用してもマイルが積算される仕組みになっている。
マイル積算されるのはJRバス関東の運行バスのみ
東京駅からは成田空港へ片道1000円以下で行ける格安バスとして、京成バス「東京シャトル」もある。事前予約すると100円安い片道900円で利用できるが、当日利用の場合はどちらを利用しても片道1000円となり、マイルが貯まるバスがあることで、当日利用者の中で「THEアクセス成田」を利用する人も増えそうだ。だが、少し問題になるのはJRバス関東運行のバスのみで、ビィー・トランセグループ運行のバスでは積算されないのが残念であり、JRバス関東のバスが来るまで待つという人もきっと出るだろう。基本的には2本に1本がJRバス関東の運行となる。
THEアクセス成田のホームページに運行会社が掲載されているので、そのバスを選ぶことでマイルを貯めることができるが、都心から成田空港へ向かう場合、朝の一部バスを除いてはJRバス関東運行のバスは基本的に東京駅始発(ビィー・トランセグループ運行のバスは銀座駅発が多い。復路はほとんどのバスが銀座駅まで行ける)になる点も頭に入れておくといいだろう。
個人的には片道1000円という金額だけでも破格であると思うが、更にマイルまで貯められるのは大きい。あとは早い段階で「THEアクセス成田」の全てのバスで利用できるようにして欲しいものである。
編集長 鳥海高太朗