旅行会社「ビックホリデー」では、2017年10月28日(土)・29日(日)の1泊2日で羽田空港から釧路空港へ飛び、釧路市に隣接している炭鉱の町として栄えた白糠(しらぬか)町と釧路市を中心に、廃線された鉄路や炭鉱を巡る産業歴史ツアー「道東の鉄路と炭鉱(ヤマ)~過去と今を巡る旅」を現在発売している。ツアー代金は1名6万3800円(1名1室・2名1室同様)。
今回、ANAグループのシンクタンクであるANA総合研究所が白糠町をサポートしていることもあり、ANA総合研究所がツアーの監修を行なっている。白糠町には、かつて炭鉱があり、採掘さらた石炭を運んでいたのが国鉄白糠線であったが、鉱山の閉山に伴い1983年(昭和58年)に廃止された。国鉄白糠線は、国鉄の廃線第1号となったが、今回のツアーでは特別な許可を得て、廃線から34年が経過した手つかずのトンネルや鉄橋・駅跡を巡ることができる「廃線ウォーク」を実施する。
その他にも、釧路市で現存する希少な炭鉱鉄道と石炭列車がある太平洋石炭販売輸送春採駅(現在では釧路港まで輸送している)、日本唯一の坑内掘り炭鉱・人車(じんしゃ)等を間近で見学できる釧路コールマイン、更に石炭展示館も見学するなど、過去の産業遺産と現在の産業遺産の両方を体験できるツアーになっている。
また、白糠町で人気の豚丼弁当がランチに含まれているが、帯広を超える味と話す人も多い。
本ツアーでは、案内役として北海道出身で釧路臨港鉄道の会会長として、鉄道に造詣が深く、数々の鉄道関連イベントを主催している元国鉄職員で現在は釧路新聞社に勤務する星匠(ほしたくみ)氏がスペシャリストとして案内する。ツアー行程は以下を予定している。
■1日目
AIRDO71便 羽田7時45発→釧路9時25分着
釧路空港→釧路製作所SLを見学(60分)当時の貴重なビデオを鑑賞します
→自由昼食:釧路和商市場にて
→旧太平洋炭礦炭鉱展示館(40分)再現された模擬坑道内にて、掘削機等の現物を見学
→太平洋石炭販売輸送 春採駅(70分)希少な炭鉱鉄道と石炭列車を間近で見学
→釧路コールマイン(100分)日本唯一の坑内掘り炭鉱・人車(じんしゃ)等を間近で見学(坑道の見学はなし)
宿泊先:釧路ロイヤルイン
■2日目
釧路ロイヤルイン→白糠駅(25分)
→旧白糠線ウォーク〜旧上茶路駅(昼食:豚丼弁当)(180分)
→旧北進駅(車窓&駅跡周辺の見学)(45分)
→周辺立ち寄り=道の駅 恋問(30分)など
→夕食:白糠町内(70分)白糠町自慢の海鮮グルメ
→釧路空港
AIRDO74便 釧路19時10分発→羽田20時55分着
関連URL:ビックホリデー「道東の鉄路と炭鉱(ヤマ)~過去と今を巡る旅」
(鳥海高太朗)