JALが出資する国際線中長距離LCCのZIPAIRは、2019年4月11日に都内で機体デザインと制服デザインをお披露目した。
「ZIPAIR Style Exhibition」と題したイベントで、ZIPAIRの西田真吾社長から機体デザインが発表された。機体デザインについては、垂直尾翼にはコーポレートカラーのグレーをベースに、シンボルマークを配している。また、機体側面には前後へ伸びやかに続くひと筋の細いグリーンのラインを入れ、矢が「ビュッ(=ZIP)」と飛ぶように、目的地へ向かって一直線に大空を飛び行く姿をイメージしたデザインとなっている。
その後、制服お披露目のスタイリングショーが約12分間をかけて行われ、制服に身を包んだモデルがパフォーマンスを行った。上記のYoutubeでノーカットでご覧いただける。
コンセプトは「着まわし」でパイロットもスニーカー着用
パイロット・客室乗務員(CA)・地上係員が着用する制服のデザインは、ファッションブランド「TARO HORIUCHI」や「th」を手がけるファッションデザイナーの堀内太郎氏が担当した。コンセプトは「着まわし」で、その日の業務内容・天候・気分や体調などに合わせて、数あるアイテムの中から20通り以上の組み合わせで着こなすことができるほか、パイロット・CA・地上係員全てにおいてシューズにはスニーカーを採用した。地上勤務の地上係員は白、パイロットとCAは黒のスニーカーで業務を行う。ZIPAIRではCAも勤務によっては地上係員としての業務をすることもあり、その際には白のスニーカーで業務を行う。スニーカーにはZIPAIRを示す「Z」のマークが入っている。
50億円に増資
ZIPAIRの西田社長は、2019年4月11日付でJALを引受先とした40億2000万円を増資し、50億円の資本金になったことを明らかにした。現時点では100%、JALが出資している。
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(鳥海高太朗)