ANAは、2019年4月5日に4月26日から成田~シンガポール線、7月1日から成田~バンコク線に投入されるボーイング787-10型機を羽田空港でメディア関係者にお披露目した。国内の航空会社としては初めて導入されると共に、ANAは787-8(全長56.7メートル)、787-9(全長62.8メートル)、787-10(全長68.3メートル)と3機種全てを保有するアジアの航空会社となる。
現時点では国際線最大の座席数294席仕様で運航する
294席仕様で、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス235席となっており、これまでANAが保有していなかった300席サイズの飛行機となる。ANAは787-10型機を3機発注しており、2号機は今年5月、3号機は2020年に受領する予定となっている。5月24日に就航するエアバスA380型機が520席仕様となるが、現時点ではANA国際線における最大の座席数となる。
今回はビジネスクラスに互い違いに配置したスタッガード配列のフルフラットシート、プレミアムエコノミーとエコノミークラスにはクラス世界最大のタッチパネル式パーソナルモニターを装備した。全クラスで「ANA Wi-Fi Service」が利用できるほか、PC電源、USBポートを装備している。
■機体全景
■ビジネスクラス
全席通路ダイレクトアクセス、フルフラットになるベッドシート、18インチタッチパネル式の大型液晶ワイドスクリーン
■プレミアムエコノミー
38インチ(約97センチ)のシートピッチ、15.6インチのタッチパネル式パーソナルモニター。
■エコノミークラス
最新薄型軽量シートを採用、34インチ(約86センチ)のシートピッチ、13.3インチのタッチパネル式パーソナルモニター
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(鳥海高太朗)