国内各航空会社は、12月16日に2016年12月22日(木)~2017年1月3日(火)の年末年始期間における予約状況を発表した。
■国内線航空会社別予約状況 ( )は前年
ANA:66.7%(60.3%)
JAL:70.4%(64.1%)
スカイマーク:77.0%(66.7%)
ピーチ:72.2%(73.9%)
ジェットスター・ジャパン:63.2%(62.7%)
バニラエア:79.8%(92.4%)
春秋航空日本(スプリングジャパン):81.4%(84.18%)
国内線においては、東京発の下りのピークは12月29日(木)、上りのピーク1月3日(火)となっている。下りでは29日(木)以外で見ると、28日(水)、30日(金)、31日(土)の予約率も高くなっている。上りは1月3日(火)が特に集中しており、次いで2日(月)も混雑している状況にある。ANAでは羽田~新千歳・那覇・八丈島線、JALでは羽田~新千歳・出雲・福岡・長崎・宮崎・鹿児島線で臨時便を運航する。
■国際線航空会社別予約状況 ( )は前年
ANA:81.5%(78.8%)
JAL:87.1%(85.4%)
スカイマーク:77.0%(66.7%)
ピーチ:82.8%(84.8%)
ジェットスター・ジャパン:73.5%(67.4%)
バニラエア:86.0%(86.4%)
春秋航空日本(スプリングジャパン):84.85%
国際線においては、日本発着共に12月22日(木)、23日(金)、28日(水)、29日(木)、30日(金)、1月2日(月)、3日(火)となっている。航空会社によっては9割を超える日もある。また、今年の年末年始の傾向としては、日本人の海外渡航だけでなく、海外からの外国人が年末年始を日本で過ごすという動きが見られることから、ピーク日は日本発も海外発も混雑している傾向になっている。12月22日・23日については、年末年始を海外で過ごす長距離路線の需要に加えて、クリスマスを含めた3連休を絡めて近場の海外へ出かけるといった需要もあることから高い水準となっている。
今回の年末年始は、元旦が日曜日ということもあり、例年に比べると休みが短い傾向にあることから、国内や近場の海外で過ごすという人も多く、4日が仕事初めの企業も多いことから、往路便以上に復路便は特に1月3日に集中している傾向にある。そのため、国内線では軒並み前年比よりも予約率が高い状況となっている。
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 今年もあと2週間ばかりとなったが、例年以上に会社によって年末年始の休暇の日数が違う年はない。年始の仕事初めは1月4日もしくは5日がほとんどであり、東京へ戻るUターンのピークは3日に集中しているが、年末の出発においては会社によって休暇のスタートが異なることから29日・30日・31日に分散している傾向にある。
もともと少ない休みであるので、少しでもお得に旅行したい人は正月明けの1月7日(土)・8日(日)・9日(月)の成人の日を含めた3連休で旅行にいくのも検討の余地がある。通常の3連休に比べて正月明けということもあり、意外に空席があることも多いので、年末年始を出かけてない人は3連休を狙ってみてもいいだろう。
編集長 鳥海高太朗