デルタ航空は2019年4月2日に関西~シアトル線を開設した。使用機材は、ボーイング767-300ER型機で、フルフラットベッドシートのビジネスクラス「デルタ・ワン」が25席、プレミアムエコノミーに相当する「デルタ・コンフォートプラス」が29席、エコノミークラスが171席の合計225席となっている。機内食は、ミシュラン二つ星を獲得した上野法男シェフによる和食を全ての客室で提供する。
デルタ航空182便は関西空港を16時に出発しシアトルには同日の朝9時48分着、復路便のデルタ航空183便はシアトルを11時57分に出発し関西に翌日の15時50分に到着する。関西空港発の初便は16時46分にシアトルへ向けて離陸した。離陸の際には直前に小雨が降ったこともあり虹が出ている中での離陸となった。
エコノミークラスにもスパークリングワインと機内スリッパを搭載
デルタ航空182便シアトル行きの出発前に就航セレモニーが開催された。デルタ航空日本地区空港本部の田中勇三本部長は「デルタ航空はお客様が快適に空の旅を楽しんでいただく為に日々努力をしている。昨年からはミシュラン2つ星のシェフ監修により、和食のオプションも準備させていただき、日本語で楽しめる映画も数多く取り揃えている。機内ではWi-Fiにも繋がっており、テキストメッセージを無料で送受信することが可能になっている。ビジネスクラスはもちろん、エコノミークラスにもスパークリングワインと機内スリッパを用意している。今後ともデルタ航空は、運航そしてサービス向上に努めていきます」と挨拶した。
また、セレモニーに出席した関西エアポートの山谷佳之代表取締役社長は「少し肌寒い4月ですが、東京や大阪など各地で桜が満開に近く咲き誇っている。日本で一番素晴らしい季節だと思う。関西からシアトルへの直行便を飛ばしていただけるとのことで喜んでいる。デルタ航空やシアトルの方に御礼したいのが、大阪や神戸の人間が誇りとするイチロー選手に対して愛情を示していただいたことです。シアトルに飛ぶことで、関西、大阪の絆が発展していくのではないかと期待している」と就航を歓迎した。
関西からのデルタ便はシアトルとホノルルの2都市に
デルタ航空の日本とシアトルを結ぶ路線は、成田に次いで2路線目となる。また関西空港からはホノルルに次ぐ2路線目となる。機体運用はホノルルから到着した便がシアトル行きとなり、シアトルから到着した便がホノルル行きとなる。
■デルタ航空、関西~シアトル線運航スケジュール
(ボーイング767-300ER型機で運航)
DL182便 関西16時00分発 シアトル9時48分着
DL183便 シアトル11時57分発 関西15時50分着(翌日)
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デルタ航空
(鳥海高太朗)