バニラエアは、2018年7月1日に新路線として成田~石垣、那覇~石垣の2路線に就航した。今年秋からピーチとの統合が順次開始され、2019年度末までにピーチブランドになることから、今回の就航はバニラエアにとっては、ピーチ統合前の最後の新規路線就航となった。
首都圏からの利用に便利な時間帯に設定。片道7000円台から設定
バニラエアの石垣行きは成田空港出発が10時発で石垣空港には13時40分に到着。戻り便は、石垣空港の出発は14時40分で成田空港に17時40分に到着する。首都圏方面から利用しやすい時間帯に設定されている。
就航セレモニーでバニラエアの五島勝也は「バニラエアは、2013年に成田空港から就航以来、4年半を経過し、本年4月に累計で800万人のお客様にご利用いただいた。石垣線就航によって国内・国際7路線ずつの就航になる。成田からは人気のある(国内)リゾート地として沖縄、奄美、そして石垣の3ヶ所を網羅することになった。石垣にとっては首都圏からLCCが就航するのは初めてであり、地元の皆様からも期待をいただいており、私も就航を心待ちにしていた。石垣は美しい珊瑚礁の海、ビーチ、星空と大変豊かな自然に恵まれており、石垣島だけでなく、近隣の竹富島、小浜島、西表島などの八重山エリアの離島もお楽しみいただけると思う。成田空港からは朝10時の出発ということで、首都圏のお客様にはご利用いただきやすいダイヤで、片道7000円台からの運賃を用意している。バニラエアとピーチはお互いの強みを活かして統合を目指すが、統合後は更にパワーアップして、本邦NO1、アジアのリーディングLCCを目指していきたい。搭乗率は80%を目指したい」と意気込みを語った。その後、来賓と共に鏡割りで就航をお祝いした。
放水アーチの祝福とバニラエア社員がお見送り
ゲート前では、搭乗の際にアパレルブランド「ALEXIA STAM」とのコラボレーションTシャツがプレゼントされた。今回、最後の新規就航路線ということで、バニラエア社員も成田空港第3ターミナルの石垣行きゲート前に多く集まり、お客様をお見送りした。ゲートを離れて、滑走路へ向かう際には放水アーチの祝福を受けた。10時1分にゲートを離れた成田発石垣行きのバニラエア811便は、177名(幼児3名を含む)を乗せて10時25分に石垣空港へ向けて離陸した。
フライトアテンダントが沖縄の伝統衣装を着用して記念品をプレゼント
離陸後の機内では、バニラエアのフライトアテンダント(全員沖縄出身者)が沖縄地方の伝統衣装「琉装」を着用し、搭乗後の挨拶が沖縄の方言で行われたほか、フライトアテンダントと五島社長からお客様にバニラエア限定ラベルの石垣島・八重泉酒造の泡盛「八重泉」、石垣産パイン ハイチュウ、歯ブラシセットをプレゼントした。また、機内最前列から乗客全員での記念撮影も行われるなど和やかな雰囲気でのフライトになった。
成田から約2時間50分のフライトで石垣空港に到着
離陸から2時間51分後の13時16分に石垣空港に着陸し、13時22分にスポットに入った。到着後の到着ロビーでは新石垣空港のマスコットキャラクターである石垣島の「ぱいーぐる」、八重山観光親善大使「ミス八重山」の浦内栞さん、地元の皆様がお出迎えし、記念品をプレゼントした。
同日より、成田~石垣線に加えて、那覇~石垣線にも1日2往復で同じく就航したことで、往路は直行便を利用して、帰りは那覇に立ち寄ってから成田へ戻ることも可能になった。
■バニラエア、成田~石垣線運航スケジュール
JW811便 成田10時00分発 石垣13時40分着
JW812便 石垣14時40分発 成田17時40分着
関連URL:バニラエア
(鳥海高太朗)