ピーチは、2019年4月25日より北海道の新千歳空港からソウル(仁川)への路線を夜行便の時間帯で開設した。新千歳からのピーチの国際線は台北線に次いで2路線目となる。
ピーチの新千歳~ソウル(仁川)線は毎日1往復で運航される。新千歳空港の出発は夜22時でソウルの仁川空港に午前1時10分に到着する。折り返し便は仁川空港を深夜2時40分に出発し、新千歳空港に朝5時30分に到着する。
深夜便で新千歳から0泊ソウルも可能
初便出発前に就航セレモニーを開催した。就航セレモニーでピーチの井上慎一CEOは「ピーチとして平成最後の新規就航となる。お陰様で満席の予約を頂戴した。ピーチにとって北海道からは台北に次ぐ2番目の路線で、札幌からソウルまで片道5480円からという低運賃でソウルへ行ける。人気のエステの体験や好きなアーティストを会いに行ったり、話題のカフェに行ったり、その為だけに何度でもいけるようになり、学校や仕事の帰りついでにソウルへ行ける。札幌~ソウル線には弾丸スペシャルで0泊3日で往復7500円の特別運賃を設定した。令和の新時代にピーチで日帰り海外という新しいムーブメントを北海道から作り出したい。韓国からは日帰りの旅が可能で1日使って、北海道で4食、機内食を入れると5食を楽しめる。就航を機に韓国からも気軽すぎる旅をして欲しい。ピーチは北海度を北の玄関にしたい。北海道からの国際線路線もどんどん増やしていきたい」と挨拶した。また搭乗時には、井上CEOやピーチ社員がピーチ初便の恒例となっているハイタッチでソウルへ向かう乗客をお見送りした。初便は173名(幼児1名含む)が搭乗した。
初便はプレリクライニングシートの24号機で運航
初号機はエアバスA320型機の25号機が投入された。24号機はプレリクライニングシートを搭載した飛行機となっている。プレリクライニングシートとは、最初から15度のリクライニングがされ、リクライニングができない固定シートになっている。前のシートに座っている人がリクライニングすることもなく、座った瞬間から少しリクライニングされていることで快適に移動できる。
初便は定刻よりも5分早い21時55分に出発し、ソウルには定刻の深夜1時10分に到着した。
インバウンド(訪日旅行客)の利用をはじめ、札幌周辺からであれば仕事終わりにソウルへ飛び、帰国してそのまま出社することができる時間帯となっている。新千歳空港及び仁川空港でのチェックイン締め切り時刻は便出発50分前までとなっている。
■ピーチ、新千歳~ソウル(仁川)線運航スケジュール
MM701便 新千歳22時00分発 ソウル(仁川)1時10分(翌日)
MM702便 ソウル(仁川)2時40分発 新千歳5時30分
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(鳥海高太朗)