ANA(全日本空輸)は、2019年春に就航予定のエアバスA380の就航地であるホノルル空港(ダニエル.K.イノウエ国際空港)に新たにオープンする新ラウンジの概要を発表した。
「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」を新設する
現在はユナイテッド航空のラウンジを利用しているが、エアバスA380型機「FLYING HONU」の就航に合わせて、ファーストクラス及びANAダイヤモンドメンバー向けの「ANA SUITE LOUNGE」を60席、ビジネスクラス及びスターアライアンス・ゴールドメンバー向けの「ANA LOUNGE」300席の合計360席規模のラウンジを新設する。かつては自社ラウンジを運営していたこともあるが、現在では海外においては全て現地の提携先のラウンジを使用していることから、今回のホノルル空港のラウンジがオープンすることで海外では唯一の自社ラウンジとなる(国内では13空港に自社ラウンジを展開)。ホノルル空港では最大の広さ・規模となる。
ANA LOUNGEは、ハワイの自然を象徴する海・空・木々などのデザインを、床・壁・天井にダイナミックに表現するとと共に、お子様が遊べるように潮溜まりをイメージした「ファミリーエリア」を設けるなど、出発までの時間を堪能できるようになっている。またANA SUITE LOUNGEは、上質で落ち着きのあるデザインで搭乗口に最も近い利便性の高い場所に設置される。
ラウンジから直接搭乗が可能に
ラウンジの場所はホノルル空港のターミナル2(現行:メインターミナル)の3階で、エバ・コンコーC4(現行:29番)のゲート上に新設される。A380発着については、C4(現行:29番)とC9(現行:34番)の両ゲートを使用する。ホノルル空港最大のラウンジとなり、C4ゲートから出発する便においてはラウンジから直接、A380のアッパーデッキ(2階席)に搭乗できるようになることから搭乗ギリギリまでラウンジ内で過ごすことができる。
ANAのA380「FLYING HONU」は全520席。カウチシートも国内初で新設
既にANAは、4月25日にA380型機のシートと3機の機体デザインなどを発表しており、座席数は全部で520席で、ファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミークラス383席の4クラス設定となる。
2階席(アッパーデッキ)がファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーを配置し、1階席はエコノミークラスとなる。全クラスで新シートが導入されるが、ファーストクラスはドア付きの個室型シートを採用し、ビジネスクラスには新たに中央席にペアシートを設置するほか、エコノミークラスを含む全席にPC電源とUSBポートを装備する。機内Wi-Fiサービスにも対応することが発表されている。
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ANAプレスリリース ダニエル・K・イノウエ国際空港最大の自社ラウンジがオープン(5月30日)
(鳥海高太朗)