バンコクのドンムアン空港を拠点とするタイ・エアアジアXは、2018年3月25日から、成田~バンコク(ドンムアン)線をこれまでの1日2往復を3往復に増便することを発表した。増便されるのは成田14時25分発(バンコク19時10分着)とバンコク朝5時5分発(成田13時10分着)となり、両便においては2月4日まで空港税などの諸経費込みで片道1万1900円のセール運賃を3月25日~10月27日搭乗分を対象に発売中となっている。
今回の1日3便化は私自身も発表を聞いて驚いた。というのもタイ・エアアジアXは、全便エアバスA330-300型機でエコノミークラス365席とビジネスクラスに相当するプレミアム・フラットベッド12席の合計377席で運航しており、1日3往復となると片道あたりの提供座席数が1131席となるからだ。
東京~バンコク線は、ANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)、タイ国際航空などのフルサービスキャリアに加えて、LCCでもスクートが就航するなど激戦路線。この座席数を毎日埋めることは並大抵ではないが、どのくらいの搭乗率になるのかは注目である。大型機の増便は、日本政府が目指している2020年の訪日旅行客4000万人にもプラスに作用することにもなるだろう。
3月25日以降のタイ・エアアジアXの成田~バンコク線は、成田発は9時15分発・14時25分発・19時10分発、バンコク発は5時05分発・11時05分発・23時55分発となる。
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(鳥海高太朗)