香港のキャセイパシフィック航空は、2017年6月14日に写真家・映画監督の蜷川実花さんを起用した新しい香港デスティネーションキャンペーン「蜷川実花 × 香港 by キャセイパシフィック」を実施することを発表した。
今回の蜷川実花さんを起用した「蜷川実花 × 香港 by キャセイパシフィック」キャンペーンでは、「大人のテーマパーク」をテーマに、蜷川さんが香港で撮り下ろした写真をキャンペーンのキービジュアルに近い、新しいイメージの香港を披露していく。キャンペーンは6月14日にスタートし、キャンペーン特設サイトも開設された。
キャンペーン特設サイトでは、ソーシャルメディアを使った参加型の投稿キャンペーンを実施し、投稿キャンペーンに応募した中から30名に蜷川さんが製作に挑んだ、蜷川さん撮影の撮り下ろし写真を使った「飛び出すフォトブック」が当たる。昼の香港と夜の香港をそれぞれを1冊のフォトブックの中に描いている。その他、キャセイパシフィック航空香港行きのダイナミックパッケージの1万円割引クーポンも30名に当たる。
蜷川さんは、香港の魅力について「香港は20回以上訪れている好きな場所。エネルギッシュな街でいつも何かが起きているという印象。お気に入りのスポットは、九龍サイドにある金魚街。金魚が好きで、そこで撮影するのが好きだが、最近では撮影禁止のお店が増えているのが残念ではあるが、カラフルな場所が好き。香港はディスプレイの仕方も好きで、日本と違った(写真の)見え方になる。いつ行っても新しい出会いがあり、行くと元気になれる。リゾート地とは違って、エネルギーをぶつけられ、東京に帰ってからも頑張ろうと思わせてくれる場所である」と語った。
現在キャセイパシフィック航空は、羽田から1日3往復、成田から1日5往復、関西から1日7往復、中部から1日3往復、福岡から1日2往復、札幌から週10往復、沖縄から1日1往復を運航している(一部台北経由便)。10月末からは羽田~香港線が1日2往復、成田~香港線が1日6往復体制(2便は台北経由便)となる。
この他、9月・10月の2ヶ月間、香港発日本行きの便で上空でも美味しく味わえるように特別に醸造したクラフトビール「ベッツィビール」をファーストクラス・ビジネスクラスの機内で提供する。
関連URL:キャセイパシフィック航空、「蜷川実花 × 香港 by キャセイパシフィック」キャンペーンサイト
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- キャセイパシフィック航空は、今回の蜷川実花さんとのキャンペーンのターゲットは、デジタル機器やSNSを活用する25~35歳の男女としている。この世代は飛行機とホテルを別々に予約する「FIT旅行」の旅行スタイルが多く、この世代に浸透させていきたいということが伝わる発表会であった。
特に飛行機とホテルをセットにしたダイナミックパッケージは、ワンストップ(1度の予約)で飛行機とホテルが手配でき、基本的に全て個人での行動になるので、利便性は個人旅行と同じで割安感がある。特に香港はFIT旅行が多く、それを踏まえての今回のキャンペーンであると思う。
編集長 鳥海高太朗