menu

台北駅へ約35分 桃園空港MRT3月2日開通 試乗レポート

台湾の桃園空港と台北駅を結ぶ桃園空港MRT。開業が度々延期されてきたが、2017年3月2日についに正式開業する。開業後は台北駅から桃園空港まで最短約35分で結び、劇的に交通アクセスが改善する。2月に行われた先行試乗会の搭乗レポートをお届けする。(記事中の写真はクリックすると大きく表示されます)

桃園空港MRT3月2日開通 台北の北西部へのアクセスが便利に

紫色が新規開通する桃園空港MRT

紫色が新規開通する桃園空港MRT

2017年3月2日に正式開業する桃園空港MRT(Taoyuan Airport MRT)。台北駅から桃園空港、高鐵桃園駅を経由して環北駅を結ぶ全長50キロ超の路線である。

桃園空港MRTが走る台北北西部はこれまで公共交通機関はバスのみだったが、MRTの開通でアクセスが便利になる。空港利用者だけでなく、地元住民からも強い期待が寄せられていた。

来年2018年には中壢駅にも延伸する計画で、中壢駅では臺鐡にも乗り換えが可能になる。更に2020年の完成を目指して建設中の桃園空港第3ターミナルにも桃園空港MRTの駅が設けられる予定である。

台北駅西側の地下に桃園空港MRTのホーム

台北駅西側の地下に新たに完成した桃園空港MRTの駅舎

台北駅西側の地下に新たに完成した桃園空港MRTの駅舎

桃園空港MRTは台北駅西側に新しく完成した地下のホームから発着する。台北駅から乗り換えの場合、交通案内の標識に「機場捷運(Airport MRT)」という紫色の案内が各所に設けられているので初めて利用する人にも分かりやすい。

台北駅から桃園空港までは160台湾ドル

桃園MRTの運賃表(台北駅から桃園空港までは片道160台湾ドル)

桃園空港MRTの運賃表(台北駅から桃園空港までは片道160台湾ドル)

桃園空港MRTは台北駅~桃園空港駅の主要駅のみ停車する「直達車(Express)」と各駅に停車する「普通車(Commuter)」の2種類がある。台北駅から桃園空港までの運賃は列車の種類にかかわらず160台湾ドル(日本円で約580円)。乗車は非接触型ICカードの「悠遊カード」も利用可能。

桃園空港MRT 先行試乗レポート

台北駅から桃園空港MRTの「直達車(Express)」に乗車

台北駅から桃園空港MRTの「直達車(Express)」に乗車

正式開業に先立って、桃園空港MRTでは2017年2月16日から3月1日まで一般向けの無料試乗会を行っている。旅行客も利用できるという事で、筆者も朝早くから整理券の列に並び試乗の権利を得ることができた。

ここからは実際に台北駅から桃園空港までの「直達車(Express)」の試乗レポートをお届けする。

直達車(Express)の座席はクロスシート

桃園空港MRTの「直達車(Express)」はクロスシート

桃園空港MRTの「直達車(Express)」はクロスシート

MRT桃園線の直通車(エクスプレス)の座席

MRT桃園線の直通車(エクスプレス)の座席

「直達車(Express)」の座席は紫色のクロスシートを採用している。足元の空間は膝から前の座席までは握りこぶし2個分ほど。「普通車(Commuter)」はロングシートなので、「直達車(Express)」の方がよりゆったりと車窓の景色を楽しみながら移動することができる。

車内では中華電信による無料のWi-Fiサービスが提供され、一部客席でスマートフォンの充電も可能。座席の頭上にはLEDランプが設置され、ひじ掛けのスイッチでON/OFFを行う。

スーツケース置き場は小さめ

MRT桃園線の直通車(エクスプレス)にはスーツケース置き場もある

スーツケース置き場もある

桃園空港MRTの車内にはスーツケース置き場が設けられているが、スペースにあまり余裕がないので沢山の荷物には対応できない点には注意が必要である。

台北市内を北西に進むMRT桃園線

台北市内を北西に進むMRT桃園線

筆者が乗車した「直達車(Express)」は午前10時に台北駅を出発。列車はこれまでMRTが通っていなかった台北北西部を進み、窓の外に見える車窓も新鮮だった。

桃園空港MRTの路線は半分以上が高架化され、途中には地上40メートルの高さを走る区間もある。

台北駅から約35分で桃園空港へ 所要時間が約半分と劇的改善

台北駅から約35分で桃園空港第1ターミナルへ

台北駅から約35分で桃園空港第1ターミナルへ

午前10時35分すぎ、「直達車(Express)」は桃園空港の第1ターミナル駅に到着した。第2ターミナル利用者は次の第2ターミナル駅で下車する。

台北駅から桃園空港までの乗車時間は約35分。これまでリムジンバスで約1時間かかっていたことを考えると、所要時間は約半分となり劇的に交通アクセスが改善したことになる。

桃園空港の各ターミナル地下にMRT乗り場が完成

桃園空港第1ターミナルの地下2階に完成したMRT桃園線の改札入り口

桃園空港第1ターミナルの地下2階に完成したMRT桃園線の改札入り口

桃園空港第2ターミナル地下2階に完成したMRT桃園線の改札入り口

桃園空港第2ターミナル地下2階に完成したMRT桃園線の改札入り口

桃園空港MRTは桃園空港の第1ターミナル・第2ターミナルの地下二階に改札が設けられた。桃園空港到着時に市内への移動で利用する場合は、空港案内の「桃園機場捷運(Taoyuan Airport MRT)」に従って進むと改札まで移動できる。

開業記念で1か月間は運賃が半額に

桃園機場捷運のHPより

桃園機場捷運のHPより

桃園空港MRTは2017年3月2日(木)に正式開業する。運行時間は午前6時~午後11時(到着時間除く)で、LCCの発着が多い深夜早朝の時間帯には残念ながら運行していない。(台北駅行き一部のバスは24時間運行)

桃園空港MRTは開業から一か月間の2017年4月1日(水)まで運賃を半額で提供する。台北駅から桃園空港までは通常の半額の80台湾ドル(約300円)となる。

桃園空港~台北駅間を最短約35分で結ぶ桃園空港MRTだが、桃園空港から高鐵桃園駅までも「普通車(Commuter)」で15分超で移動できるので、台中・台南・高雄などに台湾新幹線で移動する人にとっては松山空港より利便性が良くなる事に注目したい。

台北の交通アクセスを劇的に変える桃園空港MRT。正式開業後は地道に安全運行を続け、利用客の信頼を得ることが最優先の課題となるだろう。

(五十嵐 貴文)

関連URL:桃園機場捷運

記念撮影スカンジナビア航空、北欧へ燃油・税金込み往復7万円からのセールを発売

洋食【2017年2月機内食レポート】ANA、羽田→ホノルル線ビジネスクラス

スポンサーリンク

スポンサーリンク

関連記事

  1. DSC_9475

    空港直結簡易宿泊施設「ファーストキャビン関西空港」がオープン

    2017年3月30日(木)、関西国際空港のエアロプラザ3階に簡易宿泊施設「ファーストキャビン」がオー…

  2. DSC_6069

    関西空港への南海電鉄がダイヤ改正、「関空トク割ラピートきっぷ」が…

    関西空港を利用する際に便利な南海電鉄は、関西空港駅~難波駅までの南海本線・空港線のダイヤ改正及び特急…

  3. DSC_0354

    成田空港への日本人アクセスは鉄道47%、バス26%。スカイライナ…

    成田国際空港株式会社(NAA)は、2017年3月17日に「2016年度 成田国際空港アクセス交通実態…

  4. ラウンジ内から見える景色

    【連載】ビジネスマイラー平山福也が語るスターアライアンス(成田空…

    サラリーマンでもANA上級会員を維持し、”0泊でも月に一度は海外へ” をモットーに旅をする平山福也氏…

  5. DSC_3938

    【フォトレポート】3月30日にオープンする下地島空港のターミナル…

    2019年3月30日にジェットスター・ジャパンの成田~下地島線が就航する下地島空港に新ターミナルビル…

  6. DSC_4294

    夏休み期間中は毎日使える、片道500円の東京モノレール「モノレー…

    東京モノレールが週末を中心に設定されている、羽田空港第2ビル駅・羽田空港第1ビル駅・羽田空港国際線ビ…

  7. 大阪空港バス

    【編集長コラム】SuicaやPASMOも使える伊丹空港発着の空港…

    羽田~大阪(伊丹)線は、ANA・JAL共に1時間に1本を運航するなど出張・旅行で多く利用される路線で…

  8. DSC_2261

    羽田空港、国際線就航路線一覧(2017年7月現在)

    羽田空港から出発する国際線を都市別に就航航空会社をまとめた。(表記のないものは日中時間帯の運航)…

スポンサーリンク

最近の記事

  1. DSC_4271
  2. 羽田空港国際線ターミナル出発口
  3. DSC_3389
  4. DSC_3151
  5. DSC_0468-2
PAGE TOP