日本航空(JAL)は、2016年12月30日より国際線に続き、国内線でも人気キャラクターのドラえもんを機体にラッピングした特別塗装機「JAL ドラえもんJET」(ボーイング767-300ER型機)の運航を開始した。
国内線に導入されるドラえもんJETは、2017年3月に公開される「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」とのタイアップ企画として、映画に登場するコスチュームのドラえもんが機体に描かれている。初便となったJAL331便羽田発福岡行きの出発前には、機体に描かれているコスチュームのドラえもんが登場し、同便に搭乗するお客様に記念搭乗券や文房具などのグッズなどを配った。
今回の「JAL ドラえもんJET」は、シンガポールにてデガール(シール)の貼り付け作業を5日間かけて行われ、12月30日の昼に羽田空港に到着した。
機体後方の両側にドラえもんやどこでもドアが描かれている他、利用者が乗り降りする機体左前方のドアにもドラえもんが描かれており、利用者をドラえもんが出迎えてくれる工夫が施されている。
国内線「JAL ドラえもんJET」は、ファーストクラス・クラスJ・普通席の3クラス仕様となっており、国内幹線路線の羽田~福岡・札幌・大阪(伊丹)・沖縄線に主に投入される。具体的な便名は、運航日前日にJALホームページ内「運航状況」ページから確認することが可能となっている。該当便には「JAL ドラえもんジェットで運航いたします」と表記される。
2017年元旦は、羽田発伊丹行きJAL103便(7時30分発)、伊丹発羽田行きJAL110便(9時30分発)、羽田発新千歳行きJAL527便(18時30分発)、新千歳発羽田行きJAL528便(21時発)での運航が予定されている。設定便は固定ではないことから、に搭乗したい場合には前日に確認してからの予約となる。
今後、2017年5月下旬まで就航する予定となっている。
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- JALでは今年9月に日本~中国線で「JALドラえもんJET」を就航し、私もお披露目会の取材に行ったが、その時に印象的だったのが中国から沢山のメディアが羽田空港に取材に来ていたことだった。
ドラえもんは中国でも人気があるとのことで、ドラえもんを通じてJALだけでなく、日本全体に親しみを持ってもらうことで訪日旅行客(インバウンド)の増加に繋げたいという意味もある。中国線の機内ではドラえもんの映画の中国語版の機内放送も予定されている。
今回の国内線での「ドラえもんJET」は、来年3月に公開の映画とのキャンペーンということで日本人がターゲットとなる。特に子供に楽しんで欲しいという部分もあるが、初便の搭乗ゲートにドラえもんが登場した際には子供だけでなく、大人の女性からの人気も絶大であった。さすが国民的アニメキャラクターであることを改めて感じた瞬間でもあった。
編集長 鳥海高太朗