日本航空(JAL)は、国内線機内で楽しむことができる機内インターネットサービスを2017年2月1日~8月31日までの期間、フライト中、時間無制限で利用できる「ずっとつながる」無料キャンペーンを実施することを発表した。JAL国内線仕様機「JAL SKY NEXT」対象の77機全ての改修が完了したことを記念したキャンペーンとなっている。
2014年7月からサービス開始
JALでは、2014年7月23日から国内線での機内Wi-Fiサービスを開始した後、2016年4月20日からは「15分無料キャンペーン」として接続後15分に限って対象機材であれば誰でも無料で利用できるキャンペーンをスタートさせ、現在も実施している。来月(2月)から8月の期間はフライト中(離陸の約5分後から着陸の5分前まで)全て無料となる。
ホームページの閲覧だけでなく、LINEやFacebook、Twitter、instgramなどのSNSやメールの送受信なども無料で利用できることから、地上にいるのと同様にメッセージのやり取りができるのが最大の魅力となる。
アカウントの作成が必要
利用の際には、インターネットサービスプロバイダー「GoGo」でのアカウントが必要となるが、登録は無料で機内で専用画面からの登録のほか、搭乗前に事前登録をすることも可能。スマートフォンで利用する場合には、機内モードにした上でWi-FiをONにした上での利用となる。
なお、羽田発着路線では石垣行きなどJTA(日本トランスオーシャン航空)のボーイング737-500で運航する路線や山形・南紀白浜行きなどエンブラエル機で運航する路線など一部便での利用はできないが、主要路線のほとんどで利用できる。
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 私もJAL国内線を利用する際にこれまでも「15分無料キャンペーン」は重宝していた。羽田~伊丹や羽田~福岡などで利用する際には、離陸して30分弱経ってから15分の無料の時間に接続している状況で、仕事の関係で更にネット環境が必要な時には有料で追加することもあったが、8月末までとはいえ、無料でフライト中に利用できるのは利用者にとってありがたいことである。
また、元々無料コンテンツであるスマートフォンやタブレットを使ったビデオプログラム(民放のバラエティ番組など)も時々使っているが、昨日のニュースでアメリカン航空が新型機(ボーイング737MAX)にシートテレビを搭載しないニュースが出たが、もちろん国際線ではシートテレビは不可欠であるが、フライト時間が長くても数時間である国内線ではWi-Fiを充実させることでシートテレビは不要であると私も思うところである。
編集長 鳥海高太朗