2020年度上期で退役する予定のANAウイングスのボーイング737-500型機(愛称:スーパードルフィン)。旧エアーニッポン時代から延べ25機を運航したきた名機も残り3機のみの運航となっているなか、2019年9月28日に福岡空港で開催されたファン感謝祭に続き、退役へ向けた第2弾イベントとして、退役記念デカールを貼付することになり、12月6日深夜に伊丹空港内の格納庫で機体番号JA306Kにデカールを貼る作業をメディア関係者に公開した。
デカールは3カ所に貼られた。まず、左側の機体前方ドア(L1)の横に「Happy Retirement Super Dolphin Boeing 737-500 1995-2020」の文字とイルカが描かれたオリジナルロゴが入ったデカール(縦・横67センチ)を貼り付けた。
その後、左右エンジンに描かれているスーパードルフィンに、花束を携えているようなイメージのデカールを貼り付ける作業が行われた。3機ごとに異なるデザインになっており、JA306Kでは、スーパードルフィンの色に使い落ち着いた配色の花束のデカールが貼られた。大きさは縦32センチ、横68センチとなっている。
デカール貼付の作業は整備士2名で行われ、約3時間で作業を完了した。定められた場所に綺麗に貼るために入念に確認作業を行いながらデカールを貼る位置を確定させた後、最後に表面のシートを剥がし、オリジナルロゴや花束のデカール貼付作業は完了した。デカールを貼り終えたJA306Kは、12月7日の伊丹発福島行きのANA1695便に早速投入された。
ANAウイングスでは、退役へ向けて、2020年元旦よりボーイング737-500型機の機内では退役記念の限定商品として、スーパードルフィンショッピングバック(3000円)とステーショナリー4点セット(3000円)を販売するほか、その他の機種での利用時にはANA STORE @SKYで販売する。
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(鳥海高太朗)