JALは、2020年3月29日からの羽田空港日中時間帯の発着枠拡大における新路線及び増便の運航スケジュールを11月19日に発表した。JALには11.5便(往復)の配分が9月2日に国土交通省航空局より発表されており、今回、具体的な都市名を発表した。羽田からの新規路線は、復便も含めて、シカゴ、ダラス、ロサンゼルス、ホノルル、ヘルシンキ、モスクワ、シドニー、デリー、大連の9都市となった。
■JALの発着枠配分における新規就航及び増便する都市(11月19日、JAL発表)
アメリカ:シカゴ、ダラス、ロサンゼルス、ホノルル、ニューヨーク(増便)
フィンランド:ヘルシンキ
ロシア:モスクワ
オーストラリア:シドニー
インド:デリー
中国:大連、上海浦東(増便)
新規就航及び増便については、全て2020年3月29日からの就航となる。
ホノルル線は現在の成田~ホノルル線の4往復のうち2往復を羽田~ホノルル線に移管する。羽田からのJALホノルル便は1日2往復となるほか、また羽田~ニューヨーク線は1日1往復から2往復に増便され、成田~ニューヨーク線は運休する。そのほか、シカゴ、ダラス、ヘルシンキ、シドニー、デリーの各路線は成田発着から羽田発着に移管する。デリー線は0.5便の配分となっていることで、往路は日中時間帯、復路は深夜早朝時間帯にすることで1往復での運航となる。
JALの大貫哲也常務執行役員は、11月19日の会見の中でホノルル線の2便化については「(利用者の)80%近くが日本人の利用であり、2便分でも十分にやっていける。国内線からの乗り継ぎも含めてお客様に利便を提供できる」と話した。
また、パートナー航空会社としては、アメリカン航空がロサンゼルス、ダラス、フィンエアーがヘルシンキ線を就航する。フィンエアーの羽田便は深夜1時35分発、羽田着は16時15分着を予定している。
成田からのロサンゼルス、大連、上海の3路線は、羽田就航後も継続して運航する。
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