ANAは、2019年3月から那覇空港で進めている新搭乗スタイル「ANA FAST TRAVEL」において、2019年11月5日より新たに自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」を16台導入すると共に、出発カウンター全体のレイアウト・デザインの変更、「Special Assistance カウンター」が設置され、「ANA FAST TRAVEL」の導入が完了した。
羽田以外で最多の16台の自動手荷物預け機を導入
今回、那覇空港3階にある出発カウンターのレイアウトを変更、今回16台設置された自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」と自動チェックイン機を集約して配置することで特定の混雑を防ぐと共に、繁忙期を中心に混雑しているチェックインカウンターの混雑解消を目指す。従来に比べて1.4倍の処理能力を誇ることで、現在では最大1時間待つことがある手荷物預けの行列が緩和されることになる。ANAによると、最大時の混雑を約30分待ちまで減らしたいと考えているそうだ。「ANA Baggage Drop」では平均70秒ほどで預けることが可能で、サイズは80センチ×75センチ×45センチ以下が対象となる。
新千歳空港では導入効果で行列が半分になった
11月5日の朝、那覇空港で式典が行われ、ANAの小林克巳沖縄空港支店長は「カウンター全体がお客様が来られて、搭乗口へ向かうまでの導線も効率的でスムーズに流れる配置になった。特に那覇空港では、沢山のお客様が大きなお手荷物を大量に持ち込みになるが、ピーク時に待ち時間が長かったが、(今回の導入によって)混雑の解消が期待できる。既に新千歳空港では既に絶大な効果が出ており、行列が半減したという話を聞いており、那覇空港ではそれ以上の効果を期待している」と話した。「ANA Baggage Drop」を利用したお客様には、係員より記念品(レジャーシート)がプレゼントされた。
また、搭乗手続きや手荷物のお預かり等の案内表示が、出発するすべてのお客様に一目でわかるよう、大きな文字やピクトグラムを活用したデザインに変更され、日本人・外国人問わず、迷わずにカウンターへ向かうことができる工夫がされている。
「Special Assistance カウンター」は居室型にリニューアル
お手伝いが必要なお客様専用の「Special Assistance カウンター」は、居室型に改修されたことで、おからだの不自由なお客様、お子様連れのお客様、搭乗に際しお手伝いが必要なお客様のチェックインがこれまで以上にスムーズになる。
ANAでは、2015年より羽田・新千歳・福岡・那覇・伊丹の国内主要空港にスムーズに空港でチェックインできる新搭乗スタイル「ANA FAST TRAVEL」を順次導入しており、羽田・新千歳・福岡の各空港は導入が既に完了しており、那覇空港は4番目の導入完了空港となり、今後伊丹空港においても2020年へ向けて順次導入していく。
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(鳥海高太朗)