ANA(全日本空輸)は、2019年元旦に「2019 ANA初日の出フライト」を羽田空港から運航した。ANAでは2001年に初日の出フライトをスタートさせて以来、毎年、11月の発売開始日に満席になる人気振りで、今年も発売開始約30分で満席になる人気だった。
初日の出フライトは、午前4時頃から参加者は羽田空港に集まり、搭乗ゲート前では晴れ着姿のグランドスタッフとお客様による記念撮影、ANAの平子裕志社長からの挨拶などが行われたのち、搭乗が開始され、ANA2019便は朝5時40分にゲートを離れ、5時56分に羽田空港を離陸。その後、富士山の北西約80キロの地点(長野県駒ヶ根市周辺上空)の初日の出鑑賞ポイントに朝6時半前には到着した。
おせち風お弁当を楽しみに利用している人も多い
鑑賞ポイントに到着する前後に機内サービスも始まり、おせち風お弁当が提供された。このお弁当を楽しみに「初日の出フライト」を利用する人も多い。主なメニューとして、かもスモーク、鮭幽庵焼き、蒲鉾、鰊昆布巻き、子持ち昆布、黒豆金箔松葉、出汁巻き玉子、牛肉ごぼう巻き、里芋や椎茸などの煮しめといったお正月らしいお弁当が提供された。
富士山の標高に近い約4000メートルからのご来光
今年も昨年同様に富士山の標高に近い1万3000フィート(約4000メートル)を旋回し、左右両方の窓から交互に楽しめる飛行ルートとなった。そして、午前6時45分にご来光となり、客室内には一気に眩しい光が差し込み、初日の出フライト参加者からも歓声が上がった。今年は天候に恵まれたこともあり、綺麗なご来光を拝むことができた。
参加者には記念品のお土産も
初日の出を鑑賞したのち、那須高原や筑波山などの北関東を飛行した後、午前7時52分に羽田空港に着陸し、午前8時にスポットに入った。参加者には搭乗証明書、富士山染めのタオルやお菓子などがプレゼントされた。
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(鳥海高太朗)