ANA(全日本空輸)は、2018年度のANAグループ航空輸送事業計画を策定し、2018年1月18日に発表した。
東京~バンコク間、6月から1日5往復体制に
国際線おいては、新規路線の就航発表はなかったが、現在1日2往復で運航中の羽田~バンコク線が6月1日より増便されて1日3往復体制となる。増便となるのは、羽田を深夜0時55分に出発してバンコクに朝5時25分に到着する便とバンコクを13時55分に出発して羽田に22時15分に到着する便となる。機材はボーイング787-8を予定している。航空券は1月23日から発売開始となる。成田~バンコク線の1日2往復も含めて東京~バンコク間は1日5往復体制となる。
また、羽田~香港線も現在の週12~14便で日によっては深夜便の運航がない日もあるが3月25日以降は深夜便も毎日運航となる。また、冬ダイヤ期間は週4便の成田~成都線も例年同様に夏ダイヤ期間は毎日運航となる。
機内Wi-Fiも使える787-9の運航路線が増える。クアラルンプール線にプレミアムエコノミー復活
機材変更における注目点は、成田~サンノゼ線、成田~バンコク線、成田~大連線、羽田・成田~クアラルンプール線、羽田~バンクーバー線で段階的にボーイング787-9型機となる。同機のビジネスクラスは、スタッガード型のフルフラットシートになるビジネスクラスを搭載しているほか、大連線を除いてはプレミアムエコノミークラスが設定される。特にクアラルンプール線ではプレミアムエコノミークラスの搭載を望む声が大きかった。また787-9では全機でWi-Fiが利用できる。その他に、成田~厦門線、関西~杭州線、関西~北京線ではエアバスA320neoで運航される。
中部~宮古線と福岡~石垣線が通年運航。羽田~那覇線の「ギャラクシーフライト」も運航
国内線関連では、季節運航だった中部~宮古線と福岡~石垣線が通年運航となり、那覇空港で乗り換えずに宮古や石垣へ行けるチャンスが増える。運休する路線としては、3月24日をもって1日1往復で運航している石垣~宮古線が運休となる。そして、7月13日~8月31日までの期間、今年も羽田~那覇の深夜便「ギャラクシーフライト」が運航される。
また、機材関係においては、全席にシートモニターを装着したエアバスA321neoを2018年度末までに11機体制とする。既にANAでは4月から国内線Wi-Fi搭載機における無料化を先行して発表している。
今年の夏ダイヤは3月25日からスタートとなる。
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(鳥海高太朗)