羽田~大阪(伊丹)線は、ANA・JAL共に1時間に1本を運航するなど出張・旅行で多く利用される路線である。伊丹空港から大阪市内などへ向かう場合には、空港リムジンバスもしくは大阪モノレールの利用となるが、渋滞がなければ空港リムジンバスの方が短時間で効率よく移動することが可能であり、昨年(2016年)4月からはSuicaやPASMOの利用もできるようになった。
空港リムジンバスは、大阪空港南ターミナル・大阪空港北ターミナルの順に停車してから一部路線を除いては阪神高速道路に入ることになる。
伊丹空港~大阪市内へは片道640円
■伊丹空港発着の空港リムジンバスの運行路線(主要駅・スポットのみ)
●大阪駅前(梅田) 640円
●なんば(難波) 640円
●近鉄上本町 640円
●あべの橋(天王寺) 640円
●新大阪駅 500円
●ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ) 930円
●関西国際空港 1950円
●京都 1310円
●神戸(三宮) 1050円
●阪神甲子園・阪急西宮北口 720円
●姫路駅 2160円
●奈良駅 1480円
IC乗車券があれば券売機での購入は不要。直接バスへ
昨年(2016年)4月からICOCA・PiTaPaに加えて、SuicaやPASMOをはじめ、全国の主要交通系ICカードが利用できるようになったことで、飛行機到着後すぐに発車するバスでもICカードを持っていれば発車間際でも乗車できるようになった。伊丹空港行きのバスも同様であり、ICカードを持っていれば券売機での購入は不要となる。バスに乗車する際に運転席横の料金箱横に設置されているICカードリーダーにタッチするだけで完了となる。
梅田へはモノレール&阪急の方が割安。なんばへはバスが安い
伊丹空港~大阪駅(梅田)まで鉄道利用の場合、大阪空港(大阪モノレール)蛍池(阪急宝塚線)梅田のルートで片道 420円、大阪空港(大阪モノレール)千里中央(北大阪鉄道・地下鉄御堂筋線直通)梅田のルートで片道690円となる。また伊丹空港~難波駅までは大阪空港駅(大阪モノレール)蛍池(阪急宝塚線)梅田(地下鉄御堂筋線)難波のルートで片道660円、大阪空港駅(大阪モノレール)千里中央(北大阪鉄道・地下鉄御堂筋線直通)難波のルートで片道730円となる。鉄道の方が若干割安になっている。上記のモノレール・鉄道は全てSuicaやPASMOの利用も可能となっている。
なお、関西国際空港及び姫路行きの大阪空港バス以外の会社が運行する一部バスでは利用できないので注意が必要。
■大阪空港バスで利用できる交通系ICカード
北海道:Kitaka
首都圏:Suica(東北地方を含む)、PASMO
東海圏:manaca、TOICA
近畿圏:ICOCA(中国地方を含む)、PiTaPa
九州圏:はやかけん、nimoca、SUGOKA
関連URL:大阪空港交通
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 渋滞がなければ、伊丹空港~大阪駅前まで約20分、伊丹空港~難波も約25分程度で到着する空港リムジンバス。私の場合は伊丹空港から乗る場合は大阪駅前or難波へ行くことが多く、伊丹空港へ向かう際は難波からの場合は空港リムジンバス、大阪駅から場合には阪急梅田駅から阪急宝塚線で蛍池駅へ向かい大阪モノレールに乗り換えることが多い。
ANAの羽田行きは原則毎時00分の出発になっていることから、繁忙期でなければ、便出発1時間前に難波からバスもしくは梅田から阪急に乗車すれば便出発30分前くらいには空港ターミナルに入ることができる。
記事でも書いているが、昨年3月までは近畿圏で発行されているICOCAもしくはPiTaPaしか大阪空港バスは利用できなかったが、昨年4月1日からSuicaやPASMOをはじめ、全国の主要交通系ICカードが利用できるようになって発車間際でも乗車できるようになった点は非常に評価できることだろう。
編集長 鳥海高太朗