北海道の新千歳空港と札幌駅間を結んでいるJR.北海道「快速エアポート」は、6両編成で運転しており4号車は指定席「uシート」として520円の指定席料金を払うことでリクライニングシートで快適な移動が可能になっている。以前はネットで予約をする場合にJR北海道の予約サービスのページのみに限られていたが、自社でのネット予約サービスを2017年1月31日で終了し、全てJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」に集約されることになった。既に「えきねっと」での予約は開始している。
「快速エアポート」は、ターミナルに直結している新千歳空港駅と札幌駅を朝・夜の一部時間帯を除き37分で結んでいる。日中時間帯は全て15分間隔で統一されており、新千歳空港駅発は毎時00、15、30、45分発、札幌駅発は05、20、35、50分発となっている。
新千歳空港を利用する人の多くが鉄道を利用することから自由席が座れないことも珍しくなく、520円の追加料金で確実に座ることができる指定席「uシート」も時間帯によっては発車15分以上前に満席になってしまうことも多い。JR東日本の「えきねっと」は発車6分前までの予約が可能なことから、飛行機を降りた段階でスマートフォンで「uシート」の予約をすることもできる。
札幌から新千歳空港へ向かう場合も、事前に予約をしておくことで「uシート」に確実に座ることができるメリットがある。現時点ではチケットレスには対応しておらず、新千歳空港駅や札幌駅などにある「指定席券売機」もしくは「みどりの窓口」での受け取りが必要になるが、「えきねっと」で予約できることで出張者を中心に利便性は増すことになる。なお、JR東日本「えきねっと」の利用には会員登録(無料)が必要となるほか、決済に必要なクレジットカードを用意する必要がある。
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JR北海道
JR東日本「えきねっと」
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 昨年3月のダイヤ改正前までは4本のうち(全て札幌駅には停車)、2本は小樽行き、1本は札幌行き、1本は旭川行き(札幌~旭川間は特急)だったが、ダイヤ改正後は旭川行きの直通列車が廃止され、2本は小樽行き、2本は札幌行きとなった。
札幌へも15分間隔で便利であるが、人気の観光地小樽へも30分間隔で新千歳空港から乗り換えなしで73分で行くことができるので私自身も大変重宝している。しかしながら、最近は混んでいることが多く、直近列車の指定席「uシート」が満席のケースが目立ち、事前にスマートフォンで予約できればと以前から思っていたところでのJR東日本の「えきねっと」への移行となった。
シートマップも表示されるので自分の好きな席を選べるのも嬉しいサービスである。最終的にはチケットレスサービスをして欲しいと思う利用者もきっと多いだろう。
編集長 鳥海高太朗