2019年5月からANAが成田~ホノルル線に投入している総2階建て飛行機エアバスA380型機は、ANAでは合計3機発注しており、現在は2機体制で週10往復で利用することができるが、最後の1機となる3号機がドイツ・ハンブルクにあるエアバス社の工場で塗装が完了し、現地で機体がお披露目された。
初号機はハワイの「空」をイメージしたANAブルー、2号機は「海」をイメージしたエメラルドグリーンの機体デザインでハワイへ飛んでいるが、今回お披露目された3号機はハワイの「夕陽」をイメージしたサンセットオレンジの機体デザインとなっている。
塗装日数は17日間で約120名の作業員でサンセットオレンジの機体が描かれた。16種類の色、930のステンシル(壁紙)を使っている。通常の機体では150のステンシルを使用しており、豊富な色のバリエーションの機体らしい数字となっている。今回、塗装工場の撮影も許可された。
また、エアバス社より塗装している様子の写真も公開された。
今後、4月を目処にエアバス社からANAへ引き渡し(デリバリー)が行われ、準備が整い次第、成田~ホノルル線に投入する予定となっている。ANAでは7月1日からA380投入機において、現在の週10便体制から週14便体制となり、成田~ホノルル線は全便A380での運航となる。
エアバス社によると、生産終了が決定しているA380型機の航空会社への引き渡しは、残り9機となっており、ANAの3号機を納入後、エミレーツ航空へ8機納入してA380の製造は完了する。
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(鳥海高太朗)