ANA(全日本空輸)は、国内航空会社では初めての導入となるボーイング787-10型機の運航を2019年4月26日の成田発シンガポール行きのNH801便(成田18時05分発)から投入することが発表された(シンガポール発の復路は4月27日よりNH802便に投入予定)。787-10型機は全長68メートルを誇り、787-8型機より11メートル、787-9型機よりも胴体が5メートル長いのが特徴となっている。
※上記写真は787-8型機
シンガポール線に続いて7月にはバンコク線にも投入
更に7月1日からは成田~バンコク線のNH805便・806便(7月2日より)もボーイング787-10型機での運航となる。ANAのボーイング787-10型機は294席仕様を予定している。現在運航中のボーイング787-9型機が246席仕様もしくは215席仕様で運航されており、48~79席の座席数がアップする。
またボーイング777-300ER型機(国際線)においても264席仕様・250席仕様・212席仕様となっており、最大座席数の264席よりも787-10型機では30席多い座席数になっている。
ANAはエアバスA380型機を成田~ホノルル線に5月24日から投入されるが、A380の520席に次ぐ、国際線機材では2番目に多い座席数となる。
海外ではシンガポール航空が787-10を日本~シンガポール線に投入している。シンガポール航空は337席仕様(ビジネスクラス36席、エコノミークラス301席)でANAよりも43席多い仕様となっている。
関連URL:
2019年度 ANAグループ航空輸送事業計画を策定(ANAプレスリリースより)
ANA
(鳥海高太朗)