2017年8月2日・3日の両日、各省庁が連携し、お子様向けに各省庁の業務説明を聞いたり、省内の見学などを通じて、子供たちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会として行われている「こども霞ヶ関見学デー」が開催され、国土交通省では、現役のパイロット、整備士、客室乗務員による航空教室、シミュレーター体験などが行われた。
ANAの現役整備士・CA・パイロットが子供達に説明
3日は、ANA(全日本空輸)が航空教室を担当し、整備士のお仕事、客室乗務員のお仕事、パイロットのお仕事をそれぞれ、現役の整備士・CA(客室乗務員)・パイロットが子供達にわかりやすく仕事内容を説明した。
また最後には、普段聞くことがない国土交通省の管制官とANAのパイロットとの交信についての実際のやり取りが実演された。ANAのことは「オールニッポン」、ANA72便と会話する時は「オールニッポン セブン トゥー」、福岡空港の管制塔と会話する時は「ふくおかタワー」といった言葉を使っていることなどが説明したの後、誘導路から滑走路へ入るときの交信や離陸許可を受ける交信などが実演された。
終了直前の質問コーナーでは「パイロットは何歳からなれますか?」「飛行機はどこまで飛べるんですか?」などといった質問が子供達から出るなど、盛り上がった状況で航空教室は終了した。
会場では、ANAの子供用制服を着用して写真が撮れるコーナーやフライトシミュレーターにも多くの人が集まるなど、子供たちにとって、航空会社や管制官のお仕事を知る貴重な機会となった。
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 普段会見などで訪れる機会が多い国土交通省であるが、この日ばかりは子供達が多く集まって省庁全体が賑やかであった。「こども霞ヶ関見学デー」は様々な省庁で開かれているが、まさに現場で仕事を直接知ることができる貴重な機会であると思う。
参加した子供達が飛行機関連の仕事に就いて欲しいと思った取材となった。
編集長 鳥海高太朗