広島空港は、2017年10月29日(日)より空港の運用時間をこれまでの朝7時30分~21時30分だったのを1時間延長して朝7時30分~22時30分までとなる。延長に伴い、ANA(全日本空輸)は羽田~広島線を1便増便すると共に最終便の出発を広島発羽田行きは21時35分発、羽田発広島行きを20時20分発とする。
■ANAの羽田~広島線の最終便運航スケジュール(2017年10月29日より)
羽田→広島
ANA689便 羽田20時20分発 広島21時50分着
(現行より50分出発が遅くなる)
広島→羽田
ANA690便 広島21時35分発 羽田23時00分着
(現行より1時間出発が遅くなる)
20時過ぎに広島市内を出てもその日のうちに東京へ戻れる
首都圏在住者にとっては、広島空港から羽田空港へ戻る場合には現在の最終便である20時35分発に乗るために、広島駅新幹線口を19時20分、広島バスセンターを19時05分のバスに乗車しなければならないが、1時間遅くなることで、まだ10月29日以降のバスダイヤが発表されていないが、20時過ぎに広島市内を出発するリムジンバスに乗車することで十分に間に合うことになる。
新幹線も負けてはいない
新幹線利用の場合は広島駅を20時01分発の「のぞみ64号」となり、新横浜駅23時27分、品川駅23時38分、東京駅23時45分に到着するが、ANAの最終便も23時に羽田空港に到着となるので、ほぼ似た時間の到着となる。遅い時間に東京へ戻りたい時は、状況に応じて、飛行機と新幹線から選ぶことになる。
また羽田発も20時20分に繰り下がるが、定刻に到着すれば23時頃には広島市内へ入ることができるので、広島在住者はもちろん、出張や旅行などで朝から現地で動きたい時などに活用することができる。
首都圏から広島へは1日21往復42便に
首都圏から広島への便は、10月29日以降、羽田~広島線はANAが1日10往復、JALが1日8往復、また成田~広島線はANA(IBEXエアラインズ運航)が1日1往復、春秋航空日本(スプリングジャパン)が1日2往復を運航することになる。
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 新幹線と飛行機のシェアが同じくらいである東京~広島間。私も広島を訪れる機会もあり、東京へ戻る際には20時35分発は重宝していたが、1時間繰り下がることで、18時頃から夕食をゆっくり食べてから東京へ戻れるのはありがたいことである。
ただこの点においては新幹線も負けてなく、最終20時01分発の「のぞみ64号」は通過駅での追い越しが少ないことから最高速度285キロで運転され、広島から品川まで3時間37分、東京まで3時間44分で到着する。通常4時間近くかかるが、最終列車はスピードアップするので早く到着できる。利用者にとっては迷う人がこれまで以上に増えそうだ。
編集長 鳥海高太朗