JAL(日本航空)は、2017年4月1日より羽田~ニューヨーク線を1日1往復で開設することを発表した。
2012年9月の再上場前の8月10日に国土交通省航空局が「日本航空への企業再生への対応について」、いわゆる「8.10ペーパー」を出し、2012年度~2016年度までの5年間は新規投資や新規路線開設を抑制されていたが、2017年度スタートの2017年4月から解禁されることに伴い、羽田~ニューヨーク線を開設することになった。
現在、1日2往復で運航している成田~ニューヨーク線のうち1往復が羽田発着に変更となる。羽田発着便においては往復共に国内線への同日乗り継ぎが可能となっている。
羽田空港の出発は午前10時40分でニューヨークのJFK空港には同日の午前10時35分に到着する。また復路便はニューヨークのJFK空港を13時10分に出発して羽田空港に翌日の16時25分に到着する。機材はボーイング777-300ER型機を使用する。また成田発着のニューヨーク便も同機材を使用する。
■JAL、2017年4月1日以降の東京~ニューヨーク便
JL6便 羽田10:40発 ニューヨーク(JFK)10:35着
JL4便 成田18:25発 ニューヨーク(JFK)18:20着
JL3便 ニューヨーク(JFK)11:30発 成田14:40着(翌日)
JL5便 ニューヨーク(JFK)13:10発 羽田16:25着(翌日)
※5月~8月はJL6便は10分遅着、JL4便は10分早発、JL3便は10分遅発、JL5便は15分遅発
なお、羽田~ニューヨーク線の就航に伴い、羽田~ホノルル線便は成田~ホノルル線に変更される。
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 昨年10月末に羽田空港の日中時間帯におけるアメリカ線発着枠拡大に伴い、ANAは羽田~ニューヨーク線に就航した。ANAから遅れること半年、JALも4月1日から就航することになった。
ANAの羽田~ニューヨーク線は、羽田出発は午前10時20分発でJALと20分しか変わらないが、帰国便の羽田到着は夜21時10分となる。JALの帰国便の到着は16時25分着となることから、JAL便利用時は往復共に国内線への乗り継ぎが可能であるが、その分、ニューヨーク出発もANAよりも約5時間早い。首都圏在住であればANA便利用の方が現地滞在が長くなるが、国内線乗り継ぎの場合には翌朝の乗り継ぎになってしまう。
状況に応じて、JAL便・ANA便、そして羽田便・成田便を上手に使いこなすことがベストだろう。
編集長 鳥海高太朗