神戸空港の発着枠が現在の1日最大60便から段階的に80便に引き上げられることが、5月の「関西3空港懇談会」の取りまとめに明記されていたが、7月5日の午後、神戸市役所で神戸市の久元喜造市長、スカイマークの市江正彦市長、FDAの三輪徳泰社長、関西エアポート神戸の山谷佳之代表取締役社長が出席した記者会見の席上、8月1日よりスカイマークは、神戸~茨城線(1日2往復→3往復)、神戸~長崎線(1日3往復→4往復)、神戸~那覇線(1日3往復→4往復)に各1往復増便することを発表した。スカイマークの神戸発着便は21往復42便から24往復48便となる。
また、今まで神戸空港には未就航だった、静岡に本社があり静岡空港と県営名古屋空港(小牧)を拠点とするFDA(フジドリームエアラインズ)も新たに神戸空港発着便を10月27日より就航することも発表した。就航都市・便数については検討中とした。
運用時間の23時までの延長は今回行われず
今回のスカイマークの増便とFDAの新規就航は、新たに増枠となる発着枠にて運航される。ただ、「関西3空港懇談会」の取りまとめに含まれていた空港の運用時間について、現在の7時~22時から7時~23時までになることが合意されているが、8月の段階では延長されないことも明らかになった。
■現在の神戸空港発着路線(30往復60便)
羽田:9往復(スカイマーク6往復、ANA2往復)
新千歳:6往復(スカイマーク3往復、AIRDO2往復、ANA1往復)
仙台:2往復(スカイマーク2往復)
茨城:2往復(スカイマーク2往復)
長崎:3往復(スカイマーク3往復)
鹿児島:2往復(スカイマーク2往復)
那覇:6往復(スカイマーク3往復、ソラシドエア3往復)
※AIRDOの新千歳とソラシドエアの那覇は全便ANAとのコードシェア便
■8月1日時点の神戸空港発着路線(33往復66便)
羽田:9往復(スカイマーク6往復、ANA2往復)
新千歳:6往復(スカイマーク3往復、AIRDO2往復、ANA1往復)
仙台:2往復(スカイマーク2往復)
茨城:3往復(スカイマーク3往復)
長崎:4往復(スカイマーク4往復)
鹿児島:2往復(スカイマーク2往復)
那覇:7往復(スカイマーク4往復、ソラシドエア3往復)
※AIRDOの新千歳とソラシドエアの那覇は全便ANAとのコードシェア便
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(鳥海高太朗)