ANA(全日本空輸)、JAL(日本航空)は、2017年12月1日(金)発券分より国際線における燃油サーチャージが改定される。国内航空会社(ANA、JAL)においては、昨年4月より燃油価格の下落に伴い、燃油サーチャージの徴収を止めていたが、燃油価格の高騰及び円安の影響もあり、今年2月発券分より10ヶ月ぶりに復活した。その後は燃油価格が上下したこともあり、徴収額も上下しているが、今回(12月・2018年1月)は引き上げされる。今回の設定額は今年4月~7月までと同じ額の設定となる。
具体的な徴収額については、以下となっている。
■2017年12月・2018年1月発券分 ANA、JAL燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)主要路線 ※片道あたり
・日本~北米(ハワイを除く)、ヨーロッパ、オセアニア
7000円(現行3500円)
・日本~ハワイ、インド、インドネシア
4000円(現行2000円)
・日本~タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア
3000円(現行1500円)
・日本~ベトナム、フィリピン、グアム
2000円(現行1000円)
・日本~中国、台湾
1500円(現行500円)
・日本~韓国
300円(現行200円)
欧米路線で往復1万4000円の設定
欧米などの長距離路線では運賃+往復1万4000円が追加されることになる。日系航空会社の燃油サーチャージは、特典航空券利用時及び子供含めて全ての利用者が支払う必要がある。ただし燃油サーチャージは発券日(購入日)がベースとなることから、11月30日までに購入する場合には出発日が12月以降であっても燃油サーチャージは現行のサーチャージが徴収される。長距離路線では往復7000円、ハワイ線で往復4000円で済むことになる。
年末年始に加えて、春休みも今月中に決めることで現行の燃油サーチャージの支払いで済む。ANA・JALの両社ともに特典航空券においても同様である。
(鳥海高太朗)