シンガポール航空が出資しているLCCのスクートは、2017年12月19日より関西~ホノルル線に就航することを発表した。同路線では既に同じくLCCではエアアジアXが就航しており、LCCでは2路線目となり、その他にJALとハワイアン航空も就航している。
スクートの関西~ホノルル線は月・火・金・土の週4往復
初便は2017年12月19日となり、週4往復(月・火・金・土)での運航となる。関西発の月・火・土は19時25分に関西空港を出発し、ホノルル空港には同日の朝7時30分に到着する。また金曜日は18時50分に関西空港を出発して同日の朝7時にホノルル空港に到着する。帰国便は、月・火・金・土の週4日同じスケジュールでホノルル空港を朝9時35分に出発し、関西空港には翌日の14時に到着する。
機材はビジネスクラス「スクートビズ」18席、エコノミークラス311席の合計329席仕様のボーイング787-8型機。スクートビズはではフルサービスキャリアのプレミアムエコノミーに近いシートで機内食が1食分含まれる。また、他の路線同様に有料サービスではあるが、機内Wi-Fiサービスを利用することができる。
就航記念運賃は諸経費込みで往復1万8800円
就航記念のセール運賃は、明日10月4日の午前11時から8日の23時59分までの5日間限定で発売されるが、2018年1月11日~2月28日までの関西~ホノルル線が往復1万8800円(空港税などの諸経費込み)という破格のセールになっている。それ以外の期間(2017年12月19日~2018年1月10日、3月1日~6月30日、8月27日~10月28日)は往復2万1800円となる。またビジネスクラス「スクートビズ」も諸経費込みで往復11万8800円~購入できる。スクートの坪川直樹日本支社長は「セール運賃用の席を十分に用意している。諸経費を抜いた運賃部分は往復8920円」と話している。
坪川日本支社長は、就航時は週4往復であるが、来年にはデイリー運航(毎日運航)を実現させたいとしている。
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(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 関西~ホノルル線には既にエアアジアXが就航している。エアアジアXは同じく週4便で月・水・金・土の運航となる。スクートが月・火・金・土ということで週3日は同じ日に両社が運航することになる。ただ出発時間はスクートが19時前後であるのに対して、エアアジアXは23時25分発となる。仕事を終えてからの出発であればエアアジアX、早めに出発したいのであればスクートという選択肢になるほか、シートにおいてはエコノミーはスクート、ビジネスクラスはエアアジアXに軍配が上がるだろう。
正直、同じ週4便であれば、エアアジアXが運航していない日に就航することで、往路と復路で両社を使い分けることもできるが、週1日ずつを除いては同じ曜日ということで、運賃によっての使い分けのみになりそうだ。
それにしても諸経費込みで往復1万8800円は破格であることは間違いない。関西からの出発になるが、興味のある方はトライしてみてはいかがだろうか。
編集長 鳥海高太朗