バニラエアは、国内LCC初の搭乗ポイントプログラム「バニラエア ポイント」を2017年9月1日に導入する事を発表した。会員登録した人の中から抽選で1名にバニラエアの就航全路線を1回ずつ搭乗できるペア往復航空券をプレゼントするキャンペーンも行う。
国内LCC初の搭乗ポイントプログラム「バニラエア ポイント」
2017年8月22日、成田空港でバニラエアによる記者発表会が開催された。
会見にはバニラエアの山室美緒子副社長が登壇し、新たに始めるロイヤリティプログラムについての説明を行った。
バニラエアが新たに始めるロイヤリティプログラムの名称は「バニラエア ポイント(Vanilla Air Point)」。
「バニラエア ポイント」は2017年9月1日(金)にスタートし、既に本日8月22日(火)より公式HPで登録の受付が開始されている。2017年9月30日までに会員登録した人全員にボーナスポイントとして100ポイントをプレゼントするキャンペーンも行っている。
「バニラエア ポイント」の詳細
「バニラエア ポイント」は航空券・座席指定料金・手荷物料金の合計購入金額から100円ごとに1ポイント貯まる仕組み。(空港税・支払手数料などはポイント付与の対象外)換算率は1%。
搭乗から7日~90日まではポイントの事後加算も可能。貯まったポイントは次回のバニラエアの航空券の購入時に1ポイント=1円分として利用することができる。
さらにポイントの換算率は期間限定のプロモーションで変動する予定で、2017年12月31日までに会員登録した人に対し、換算初便の搭乗分のポイントを2倍で換算するキャンペーンも実施する。
入会金無料・ポイント有効期限の長さに特徴
バニラエアの山室美緒子副社長は国内4社の比較表を紹介し、「バニラエア ポイント」の特徴として、入会金無料で誰でも貯めやすく、ポイントの有効期限が24か月と長いことで使いやすいポイントプログラムになっていると述べた。
「バニラエア ポイント」はスタート当初は搭乗客ごとのポイントプログラムになっているが、山室副社長は記者団の質問に対し、家族・友人とのポイントの合算や他社ポイントプログラムとの連携、バリューアライアンスとの連携も将来的に考えていきたいと答えている。
初就航からのファンが「バニラエア ポイント」会員第1号に
記者発表会には特別ゲストとしてバニラエアの初就航時から初便に搭乗し続けている”バニラエア公認”ファンの安藤丈裕(あんどう・たけひろ)さんが登場。「バニラエア ポイント」の受付開始を記念して、バニラエアの山室副社長から会員第1号を記念するパネルが進呈された。
安藤さんからは、今後友人同士でのポイントのシェアなど、使いやすいポイントプログラムに成長していくことへ期待の声が寄せられた。
バニラエアの全14路線に登場可能・ペア航空券プレゼントキャンペーン
「バニラエア ポイント」の受付開始を記念し、2017年9月30日までに会員登録した人の中から抽選で1組2名に「バニラエア全路線 往復航空券」をプレゼントするキャンペーンも開催する。
「バニラエア全路線 往復航空券」は、バニラエアが就航する国内線7路線・国際線7路線の計14路線を2017年10月1日(日)〜2018年3月24日(金)までの期間中に1往復ずつ搭乗できる航空券で、バニラエアで初となる大型プレゼントとなる。
新スローガン「Creating New Sky Experience」を掲げ、次々に新しいサービスを打ち出しているバニラエア。これからも顧客目線に立ち、他社LCCにはない魅力を発信し続けていけるかどうか注目していきたい。
関連URL:バニラエア
(五十嵐 貴文)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- バニラエアのポイントプログラム「バニラエアポイント」がいよいよスタートする。マイレージというよりは利用額の1%を付与するという家電量販店のポイントプログラムに近い。
当面の間は上級会員制度などは設けないが、将来的には100万円以上利用したら機内でドリンク(例えばコストがあまりかからない水のペットボトルなど)が毎回1杯無料などのサービスがあっても面白いと思う。今回の会見を踏まえたコラムを改めて記事にしたいと思います。
編集長 鳥海高太朗