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エアアジア・ジャパン、就航レセプションを中部空港で開催

2017年10月29日に中部国際空港を拠点に運航を開始するLCCエアアジア・ジャパン。就航を直前に控えた27日、就航レセプションが開催され、エアアジアグループのトニーフェルナンデスCEOが「日本の高い航空運賃と戦う」と就航にかける熱い思いを明らかにした。

エアアジア・ジャパンがセントレアで就航レセプションを開催

名古屋学生チーム「鯱」による踊り

名古屋学生チーム「鯱」による踊り

2017年10月27日、中部国際空港のターミナルビル内「センターピアガーデン」でLCCエアアジア・ジャパンの就航レセプションが開催された。

ステージでは日本最大級の踊りの祭典「にっぽんど真ん中祭り」で大賞(内閣総理大臣賞)に輝いた名古屋学生チーム「鯱(しゃち)」がダイナミックな踊りを披露し、会場から大きな拍手が寄せられた。

「エアアジア ファンチーム」による歌の披露

「エアアジア ファンチーム」による歌の披露

現役客室乗務員らによるダンスを披露

現役客室乗務員らによるダンスを披露

また、ステージでは「エアアジア ファンチーム」によるパフォーマンスも披露。彼らは実際にエアアジアグループで客室乗務員などとして働く現役のスタッフで、会社の成長の源にもなった人材の豊富さを存分にアピールしていた。

エアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEOが金色の甲冑を身に着け登場

エアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEO(写真中央)

そして、会場にはエアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEOが金と赤の色鮮やかな甲冑を身に着け登場。

総重量が約30キロにもなる重い甲冑を身に着けた理由を、フェルナンデスCEOは次のように述べている。

トニー・フェルナンデスCEO「戦う相手は日本の高い航空運賃」

エアアジア・ジャパンの2度目の就航にかける思いを語るトニー・フェルナンデスCEO

エアアジア・ジャパンの2度目の就航にかける思いを語るトニー・フェルナンデスCEO

トニー・フェルナンデスCEO:なぜ私がきょうサムライの恰好をしているかというと、ハングリー精神で、この新しい航空業界に乗り込む「戦争」に勝ってみせるぞという強い意思の表れです。

私が今「戦争」と申し上げたのは、他のエアラインだと思われるかもしれませんが、私が戦おうと思っている敵は日本の高い航空運賃です。

私生活で1度目の結婚生活は破たんしました。そして1度目のエアアジア・ジャパンも破たん(撤退)しました。しかし、先週プライベートで2度目の結婚をすることができ、そして2度目の挑戦でエアアジア・ジャパンが立ち上がりました。ですのできょうは本当に夢のような日です。10月29日の初飛行が本当に待ちきれません。

今後、名古屋にたくさんの便数を増やせるように考えておりますし、海外から日本の中心であり、歴史深い名古屋の街にたくさんの人に来ていただけるように、また名古屋の人を海外の街に運びたいと思っています。

就航レセプションの来賓・登壇者

就航レセプションの来賓・登壇者

レセプションにはエアアジア・ジャパンに出資する楽天株式会社の代表取締役会長兼社長の三木谷 浩史氏、愛知県副知事の宮本 悦子氏、名古屋市副市長の堀場和夫氏、中部国際空港株式会社の友添 雅直氏らが来賓として登壇。

楽天の三木谷氏はエアアジア・ジャパンの就航に対して次のように期待の声を寄せている。

楽天 三木谷氏「日本の内向きな世界観が変わるきっかけに」

エアアジア・ジャパンに出資する楽天株式会社の三木谷CEO

エアアジア・ジャパンに出資する楽天株式会社の三木谷氏

楽天 三木谷氏:エアアジア・ジャパンが日本でサービスを開始することは、日本の社会に大きな一投を投げかけるのではないかと大変期待しております。

日本の航空業界を変えるだけではなくて、日本人の内向きになっている世界観が変わるようなきっかけになれば良いなと思っておりますので、これからも皆さんと一緒にエアアジア・ジャパンを全面的に応援していきたいと思います。

エアアジアの独自性を中部地方の消費者にどう打ち出していくかが課題に

10月29日に中部~新千歳線に就航するエアアジア・ジャパン

10月29日に中部~新千歳線に就航するエアアジア・ジャパン

10月29日にエアアジア・ジャパンが運航を開始する中部~新千歳線には、既にLCCジェットスター・ジャパンが路線を開設しており、フルサービスキャリアを合わせると6社体制で争うことになる。

  • ANA(1日4~5往復)
  • JAL(1日5往復)
  • スカイマーク(1日3往復)
  • AIRDO(3往復)
  • ジェットスター・ジャパン(1日1~2往復)※LCC
  • エアアジア・ジャパン(1日2往復)※LCC

レセプションではトニー・フェルナンデスCEOが「低運賃」「定時性」を保証することに言及しているが、それだけではない「エアアジアらしさ」の独自性をどう中部地方の人に打ち出していくかが成長のポイントとなってくるだろう。

これからのエアアジア・ジャパン、空港会社、就航地自治体の取り組みに注目していきたい。

関連URL:エアアジア・ジャパン

(五十嵐 貴文)

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