入場料無料で常に満員状態が続いている羽田空港の整備工場で実施している機体工場見学。ANA(全日本空輸)では1993年9月からスタートした機体工場見学は今年で23年目を迎え、2016年12月19日に累計の入場者数が100万人を突破し、記念のセレモニーを開催した。
23年で100万人の入場者を突破
100万人目となった記念すべき入場者は、埼玉県坂戸市立三芳野小学校の児童・先生方の53名で、花束とANAのモデルプレーンを贈呈した。
機体工場見学の予約は6ヶ月前から
ANAの機体工場見学は、希望日の6ヶ月前の午前9時30分からホームページ上から予約することができる(電話の場合は5ヶ月前から)。見学は月曜~金曜の平日となっており、10時・13時・14時・15時の4回となっている。早い段階で定員が埋まってしまうことが多く、最新の予約状況はANA機体工場見学のご案内ページから確認することができる。
ANAの機体工場見学では、ANAが運航する飛行機及び整備についての教室で勉強した後、実際に格納庫に駐機されている機体の整備作業を見学できるようになっている。
JAL(日本航空)でも、羽田空港「SKY MUSEUM」で同様の工場見学を行っている。
関連リンク:ANA機体工場見学
(写真提供 ANA)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 最近ではテレビ・雑誌・新聞などでも取り上げられる機会が多くなった航空会社の機体工場見学は、社会貢献(CSR)活動の一環として無料で入場できることで大人気の社会科見学として定着した。
何よりも子供だけでなく、大人も楽しめる「大人の社会科見学」としても注目を集めている。ANA、JAL共に半年先まで予約が埋まっているが、数名での参加であれば、直近の日程でも空いていることもあるのでトライしてみるといいと思う。
私も両社の工場見学に参加したり、取材で密着したこともあるが、整備工場の上のデッキから飛行機を見るのもいいが、やはり飛行機の下から大きな機体を見上げる光景は飛行機が好きな人にとってはたまらないと思う。写真撮影も基本的にはOKで、SNSやブログなどへのアップも許可を得ることで可能となっている。
平日のみであるが、お時間がある人は是非訪れてみてはいかがだろうか。ANA、JAL共に東京モノレール新整備場駅が最寄り駅となっている。