2017年12月24日に千葉・幕張の「ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA」でANA(全日本空輸)と本田圭佑選手が所属するマネジメント会社HONDA ESTILOとの共同開催で、今年9月に発生したメキシコ地震の被災者に勇気と希望を贈るチャリティサッカークリニック「ANA Presents 本田圭佑 SOLTILO Charity Soccer Clinic for Mexico」が行われた。
ANAは8月に本田選手とスポンサー契約
ANAは8月10日に本田圭佑選手とのスポンサー契約を締結。本田選手は今年の夏にメキシコの名門クラブ「CFパチューカ」に移籍し、ANAも2月から成田~メキシコシティ線を新規就航したこともありスポンサー契約に至った。今回、日本とメキシコ両国の交流に寄与してきたANAと、メキシコを支援したいという本田圭佑の共通の想いの下、チャリティーを目的としたサッカークリニックを開催し、災難の記憶を風化させず一人でも多くの被災者に勇気と希望を届けたいという考えから実現した。
ANAカード会員を対象に、参加者からの1万マイルを寄付するという形で小学生90名を募集した。今回、小学1年生~6年生までの90名が集まった。本田選手からの挨拶に続いて、ボールを使った練習をした後、本田選手も入ってのミニゲームが行われた。本田選手は今朝、メキシコシティからのANA便で成田空港に到着したばかりでそのまま会場を訪れた。
参加者にはANA特製ユニフォームに本田選手から直接サインのクリスマスプレゼント
ミニゲーム終了後には、参加した小学生全員に本田選手からANA特製ユニフォームにサインしたほか、握手をしてもらうなど参加した小学生にとっては夢の時間で最高のクリスマスプレゼントとなった。
最後の挨拶の中で本田選手は、小学生から将来なりたい夢について聞いた後、「サッカーが好きで好きで仕方なくて、その好きなサッカーで負けるのは悔しくて、好きなサッカーで人よりも上手くなりたくてサッカーを頑張る。本当に自分がなりたいもの、好きなものに夢中になって欲しい。大きな夢を実現するために、プロサッカー選手になりたいなら毎日練習を頑張って欲しい」というメッセージを残してサッカークリニックは閉会となった。
90万マイル分と義援金約10万円をメキシコ地震の被災者へ
今回参加者から集まった90万マイル(90万円相当)と会場で集められた義援金10万3849円が日墨協会を通じて被災者に贈られる。
関連URL:ANA
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 当初は雨予報であったが、雨も降らずに気温も先週取材に出かけたセントレア(中部国際空港)で公道を走行するボーイング787初号機の飛行機移動のイベントに比べるとかなり暖かく、この時期においては最高の状況でのイベントとなった。
本田選手が子供達に指導する姿は、サッカーを純粋に楽しみ、大好きなサッカーに全力で取り組む姿であった。子供達にとっては最高の時間になるだけでなく、取材をしている私たちにとっても心に響く時間となった。来年はいよいよロシアでのワールドカップ。囲み取材でも4年もロシアにいた日本人は少ないと本田選手は話していたが、プレーでアピールすることで代表入りを目指す本田選手を益々応援したくなった一日となった。
編集長 鳥海高太朗