ベトナムを拠点に運航するジェットスターグループのジェットスター航空が2017年9月1日から関西~ハノイ線を週4往復、9月2日から関西~ダナン線を週4往復で運航を開始する。日本からベトナムへのLCCはバニラエアが成田から台北経由ホーチミン行きを運航しているが、日本からのノンストップ直行便LCCは初めてとなる。
ハノイ行きは往復とも夜便、ダナン行きは往復共に日中便となる。ハノイ行きは関西発が22時15分発でハノイに深夜0時40分に到着する。帰国便はハノイを深夜1時45分に出発して関西に朝8時15分に到着するスケジュールになっている。往路は月・水・金・日、復路は月・火・木・土となる。
また、ダナン行きは関西発が朝9時15分でダナンに正午に到着し、帰国便はダナンを14時30分に出発して関西に21時15分に到着するスケジュールになっている。往路は月・火・木・土、復路は月・水・金・日となる。機材は共にエアバスA320で運航される。
■ジェットスター・パシフィック 関西~ハノイ線運航スケジュール
(2017年9月1日就航)
BL621便 関西22時15分発 ハノイ0時40分(翌日) ※月・水・金・日運航
BL620便 ハノイ1時45分発 関西8時15分着 ※月・火・木・土運航
■ジェットスター・パシフィック 関西~ダナン線運航スケジュール
(2017年9月2日就航)
BL165便 関西9時15分発 ダナン12時00分着 ※月・火・木・土運航
BL164便 ダナン14時30分発 関西21時15分着 ※月・水・金・日運航
両路線ともに通常運賃は片道8800円~となっているが、6月26日18時から発売されるセールでは片道6990円~販売する。(いずれも支払手数料、空港使用料、諸税などを含まず。燃油サーチャージは不要)
ジェットスター・パシフィックによると、ハノイは「川や湖、山などの自然に恵まれ、ベトナムの首都ならではのアクティビティも豊富にあります。美術館やパゴダ巡り、ホアンキエム湖を中心とする賑やかな旧市街の散策なども楽しめる」とのことである。日本人がベトナムで食べることが多い米粉「フォー」もハノイが発祥の場所と言われている。
またダナンは「美しい海岸と4つの世界クラスのゴルフコースがあるほか、郊外にはは日本に影響を受けた建造物がある世界遺産の街ホイアンもあり、新たな旅先として日本人旅行客からの注目を集めている」とのことである。高級リゾートホテルがリーズナブルに宿泊できることでも知られている。
大阪から気軽にベトナムへ行けることで、ベトナムへの渡航者増加が期待される。
関連URL:ジェットスターグループ
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 近畿圏在住者にとってはこの就航によってベトナムが身近になることは間違いないだろう。加えて、ベトナム航空も日本路線を増便していることも追い風となる。特にダナンは、木曜出発日曜帰国の3泊4日であれば、往復共に昼間便なので疲れも最小限でいけることになる。
首都圏からの場合、ハノイ線に関しては、成田からジェットスター・ジャパン便利用で関西乗り継ぎも可能であるが、ダナン線においては首都圏からの利用は前泊・後泊が必要になる。ベトナム路線でこれまで割安だったベトナム航空よりも安いのであれば、首都圏からの利用者も期待されることだろうが、まずは近畿圏及びベトナムからのインバウンドが利用者の中心になりそうだ。
編集長 鳥海高太朗