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MRJ(三菱リージョナルジェット)最終組立工場を公開

国産初のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の最終組立工場を2017年4月26日にメディア関係者に公開した。

最大12機の組み立てができるMRJの最終組立工場

三菱重工業のMRJ最終組立工場は、愛知県豊山町の県営名古屋空港に位置している。最終組立工場内は、延床面積は約4万4000平方メートルとなっており、「構造ライン」と「艤装(ぎそう)ライン」に分かれている。それぞれ6機ずつの駐機(合計12機)が可能になっており、「構造ライン」では胴体結合・全機結合・艤装作業、「艤装ライン」では全機艤装、機能試験などの作業が行われる予定となっている。

現在、1号機~4号機はアメリカで試験飛行を行っているが、5号機~8号機は名古屋で組み立て中で、5号機はローンチカスタマー(最初に正式発注した)であるANA塗装になっている。また、現在建設中であるが、最終組立工場に隣接した場所に塗装工場が完成する予定となっており、量産体制に入ると組立を終えたMRJは塗装工場で納入される航空会社の塗装が施されることになる。

機体完成に向けて構造組立中の6号機と7号機

機体完成に向けて構造組立中の6号機と7号機(写真提供:三菱航空機)

6号機

6号機(写真提供:三菱航空機)

7号機

7号機(写真提供:三菱航空機)

ANA塗装になっている5号機は型式証明に必要な機能試験(地上)を集中的に実施している

ANA塗装になっている5号機は型式証明に必要な機能試験(地上)を集中的に実施している(写真提供:三菱航空機)

最終組立工場の構造ライン

最終組立工場の構造ライン(写真提供:三菱航空機)

現在4機がアメリカで型式証明取得へ向けての試験を実施中

現在のMRJ開発進捗状況について、名古屋及びアメリカ(モーゼスレイクを試験拠点)で「着氷試験」「耐雷試験」「自然着水試験」「環境試験」「フラッター試験」「負荷試験」などを実施している。例えば環境試験においては、マイナス40度の極寒の状況に耐えられるかの試験を行っている。4月21日現在、アメリカにフェリーされた4機の飛行回数は239回、660時間以上の飛行時間となっている。

極寒環境での環境試験(アメリカ・Eglin)

極寒環境での環境試験(アメリカ・Eglin)

飛行試験の進捗状況

飛行試験の進捗状況

開発進捗状況を説明する三菱航空機のチーフエンジニアの岸信夫副社長

開発進捗状況を説明する三菱航空機のチーフエンジニアの岸信夫副社長

2020年半ばにANAへ納入予定

今年1月の記者会見で、初号機の納入時期を2020年半ばに延期することを発表している。最初の引き渡しは、ローンチカスタマーであるANAに納入される予定となっている。見学会後の質疑応答でも2020年半ばへの納入へ向け、全力でスケジュール通りに取り組む姿勢を強く感じることができた。

見学会終了後の質疑応答の様子

見学会終了後の質疑応答の様子

関連URL:MRJ特設サイト(三菱航空機)

(鳥海高太朗)

編集長's eye BIRD SEAビュー
今回、メディア関係者に公開されたMRJ最終組立工場の中に私も初めて足を踏み入れたが、これまで取材で訪れたボーイング社のエバレット工場(アメリカ・シアトル)、エアバス社のトゥールーズ工場(フランス・トゥールーズ)同様の光景が広がっていた。

まだ、機体も少なく、部品などが限られていることもあって見渡す限りの広い空間であったが、量産体制が始まって最大12機の飛行機が入ると壮大な光景になるだろう。改めて飛行機作りの大変さを感じた時間となった。型式証明を取得し、安全な飛行機を日本の空で見られる日が今から待ち遠しところである。
編集長 鳥海高太朗

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