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ジェットスター、LCC初のビジネス向けオプション「フレックスBiz」

ジェットスター・ジャパンは、国内LCC初となるビジネス旅客向けのオプション「フレックスBiz」を発表した。搭乗日当日の前後の便への変更が無料でできるほか、機内持ち込み手荷物を追加できるなど実際のビジネスシーンに即した利用価値が高いオプションとなっている。

ビジネス向けの予約サイト「Jetstar Business Hub」

新オプション「フレックスBiz」は、ジェットスター・ジャパンが新たに開設したビジネス向け予約サイト「Jetstar Business Hub」で提供される。利用するには企業のアカウント登録が必要で、登録料は無料。企業規模などの制限はない。

「Jetstar Business Hub」独自の機能として、予約後最大48時間の支払い保留や複数ユーザーの搭乗履歴の管理などがある。

発表会で挨拶をするジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役会長

発表会で挨拶するジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役会長

「フレックスBiz」のオプション内容

「フレックスBiz」のオプションは国内線2000円、国際線3000円で追加できる。オプションの主な内容は以下の通り。

・フライトの変更
出発当日に限り同日の前後のフライトへ無料で変更可能

・座席指定
アップフロント・シート(前方座席)とスタンダードシート(通常座席)への座席指定が無料

・機内持込手荷物
7kgまでの機内持込手荷物1点に加え、座席下に収まる程度の大きさの手荷物1点を持ち込み可能

機内持ち込み手荷物が1点追加できるのは、到着後預け荷物のピックアップを待たずにすぐ目的地に向かうことができるようになるため、LCCの機内持ち込み制限の弱点を補う良いサービスである。

発表会には多くのメディアが集まった

発表会には多くのメディアが集まった

5000円相当のバウチャーが貰える登録キャンペーンも

ジェットスター・ジャパンでは「フレックスBiz」オプションの販売開始を記念して2つのキャンペーンを実施している。

「Jetstar Business Hub」の登録で5000円相当のフライトバウチャーを先着1,000名に進呈するほか、「フレックスBiz」オプションを2017年4月21日までの期間限定で「1円」で追加できる。

ジェットスター・ジャパンが行った調査では国内線利用客の約2割がビジネスでの利用とのことだが、ビジネス向け予約サイトの「Jetstar Business Hub」や新オプション「フレックスBiz」などこれまでのLCCにはなかった「柔軟性」を提供することで、今後どの程度の新たな需要を開拓できるかが注目される。

ジェットスター・ジャパンは、A320型機20機で24路線・1日100便以上を運航している

ジェットスター・ジャパンは、A320型機20機で24路線・1日100便以上を運航している

新オプション「フレックスBiz」は国内線は2000円、国際線は3000円の追加料金で利用できる

新オプション「フレックスBiz」は事前に専用ページからの登録が必要

関連URL:ジェットスター・ジャパン

(五十嵐 貴文)

編集長's eye BIRD SEAビュー
私も昨日のジェットスター・ジャパンのビジネス旅客向けのオプション「フレックスBiz」の発表会の取材に行ってきたが、LCC(格安航空会社)がこれまで弱いとされていた部分を2000円の追加でフォローする中身となっており大変評価ができる。

特に大きいのが、フライトの変更と機内持ち込み手荷物。フライト当日であれば、空席がある限り前後の便への変更が可能となる。前の便に変更する場合には空港に到着してからの手続きでも可能だが、後続便に変更する場合には予約便出発2時間前までに済ませる必要がある点は注意が必要。しかしながら、前後便共に無料で変更できるのは画期的な運賃であると言える。

そして機内持ち込みも現在は7キロになっているが、「フレックスBiz」を使うことで7キロ+座席下に収まる手荷物が追加できるようになり、荷物を預ける機会が減ることになる。到着してすぐに電車やバスに乗れるというメリットが何よりも大きい。私自身も登録して実際に使ってみた感想を後日レポートしたいと思う。
編集長 鳥海高太朗

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