韓国の大韓航空が設立したLCC(格安航空会社)のジンエアーが、今日2016年12月13日に北九州~ソウル(仁川)線に新規就航した。同社は今月1日に釜山~北九州線も開設しており、北九州空港発着の国際線が拡充し始めている。
ジンエアーが北九州~ソウル・釜山線に新規就航
ジンエアーの北九州~釜山線は1日1往復、今日開設した北九州~ソウル(仁川)線は2017年2月5日までは週4往復で、2017年2月6日からはデイリー運航に増便する予定である。
■ジンエアー、北九州~ソウル・釜山線運航スケジュール(~2017年3月25日)
北九州~ソウル(仁川)
LJ264便 北九州12:20発 ソウル(仁川)13:45着
LJ263便 ソウル(仁川)10:05発 北九州11:20着
※2017年2月5日まで週4往復(火・水・金・土)、2月6日以降は 毎日運航
北九州~釜山
LJ229便 北九州14:00発 釜山15:00着(月・火・水)
LJ229便 北九州15:00発 釜山16:00着(水・金)
LJ229便 北九州14:15発 釜山15:15着(土・日)
LJ230便 釜山16:35発 北九州17:35着(月・木・土・日)
LJ230便 釜山17:05発 北九州18:05着(火・水・金)
天津航空も北九州~大連線を開設
北九州空港には2016年10月30日に海南航空グループの天津航空も就航。大連~北九州線を木曜日・日曜日の週2往復運航している。
■天津航空、北九州~大連線運航スケジュール(~2017年3月25日)
GS7974便 北九州20:35発 大連21:40着(運航日:木・日)
GS7973便 大連16:40発 北九州19:30着(運航日:木・日)
北九州発着の国際線拡充へ 航空会社と自治体の連携に期待
北九州空港は2012年4月までLCCのチェジュ航空のソウル便、2014年の3月までスターフライヤーが釜山便を運航していたが、共に運休している。
今回の3路線は共にインバウンド需要に支えられた路線であるが、北九州空港は24時間運用が可能で発着枠にもまだ余裕がある事から、北九州空港の国際線はさらに拡充する可能性を秘めている。日本人の需要を掘り起こすための需要喚起策を航空会社や自治体がどう打ち出していくのか、今後の連携に期待したい。
関連URL:ジンエアー
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- 北九州空港から私も1度だけ国際線を利用したことがある。今は運航休止になってしまったスターフライヤーの北九州→釜山線。飛行時間は40分弱で北九州→羽田線よりも短いが、パンが入った簡単な軽食ボックスが搭乗の際に配られたの思い出がある。
当時、印象的だったのが国際線でありながら搭乗手続きの締め切りが便30分前だったこと。地方空港でコンパクトな空港なので30分前でも全く問題がないオペレーションであった。今はスターフライヤーは国内線のみであるが、地方空港で便数が少ない場合には国際線でも30分前締め切りにすることでより国内旅行感覚で海外へ行けるようになると思う。
編集長 鳥海高太朗