「ひこ旅」では、機内での楽しみの1つである「機内食」にフォーカスし、機内で実際に食べた機内食レポートだけでなく、機内食の発表会の様子や新しくスタートする機内食、時には過去に特徴的だった機内食も紹介していきます。特に近年、各航空会社では個性的な機内食を次々に投入するなど、機内食のレベルも格段にアップしており、その一部を写真と共にお楽しみいただけます。
機内食の初回は、2016年10月30日に就航したばかりのANA羽田→ニューヨーク(JFK)線のビジネスクラス機内食レポート。
最初に注文したドリンクは、ニューヨーク路線限定(羽田・成田~ニューヨーク線)で提供されたりんごジュース「マップルジュース ふじ」。長野県の信州松川の完熟まで実らせた「葉とらずりんご」を使用したジュースで、濃厚な甘みと爽やかな酸味の味わいで、すぐにおかわりしたくなる味だった。残念ながら現在は終了となっている。
今回のフライトでの1食目は「洋食」を注文。前菜から始まる。前菜として、フォアグラムースとマンゴージュレや合鴨と林檎のタルトタタン風などのアミューズ、アペタイザーとしてミラノササミで巻いたリエットと鰯のスモークと続いた。
機内で提供されるバゲットは羽田空港内にあるANAグループの機内食工場のベーカリーで焼かれたANAオリジナルブレンド北海道産小麦粉100%とフランス産天然酵母を使用したパンでモッチリした食感。この時点で本格的なフランス料理のレストランに来ているのと錯覚してしまう。
メインディッシュは、「ビーフの煮込み 甘いベビーイエローパプリカのローストに柚子の香りの焼きリゾット添え黒胡椒風味のソースで」を注文。じっくり時間をかけて煮込んだだけあり、お肉が柔らかく、付け合わせのリゾットも含めて完食した。
最後にデザート。10月のフライトでは抹茶ババロアとモンブラン。食後のコーヒーと共にデザートタイムを満喫した。
次週、ANA羽田→ニューヨーク線の1食目と2食目の間の中間食について取りあげる。