ANAやJALをはじめ、フルサービスキャリアを中心に設定している燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)が明日(2017年2月1日)発券分より徴収を再開する。国内航空会社(ANA、JAL)においては、昨年4月1日発券分より燃油価格の下落に伴い、燃油サーチャージの徴収を見送っていたが燃油価格の高騰及び円安の影響もあり、10ヶ月ぶりに復活する。
2月1日発券分より適用となることから、本日(1月31日)の23時59分までに発券すれば、2月以降の旅程でも燃油サーチャージはなしとなる。特典航空券についても同様となっている。既に予定が確定している旅程であれば本日中に予約することで、春休みやGW(ゴールデンウイーク)、夏休みの旅程でも燃油サーチャージは必要ない。
ANA、JALの特典航空券は1年以内の予約変更が可能となっており、第一区間を変更する場合には、変更した日時点の燃油サーチャージが適用されるが、第二区間以降のみの変更であれば燃油サーチャージの差額は徴収されないルールになっている。
■2017年2月・3月発券分 ANA、JAL燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)主要路線 ※片道あたり
・日本~北米(ハワイを除く)、ヨーロッパ、オセアニア
3500円
・日本~ハワイ、インド、インドネシア
2000円
・日本~タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア
1500円
・日本~ベトナム、フィリピン、グアム
1000円
・日本~中国、台湾
500円
・日本~韓国
200円
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- いよいよ、日系航空会社の燃油サーチャージが復活することになる、欧米路線では往復7000円、ハワイ線で往復4000円などとなる。現在の燃油価格や為替の水準を考慮すると当面は継続される可能性が高い。
運賃を各社で比較する場合には、燃油サーチャージを含めた総額で比較検討しながらベストな航空券を選ぶといいだろう。既に予定が決まっている人は今日中に予約・決済をしてみてはいかがだろうか。
特にマイル利用であれば、予約変更時に燃油サーチャージの追加が必要であるが、行ける可能性がある日程で予約してみるのも手だと思う。
編集長 鳥海高太朗