スターフライヤーは、2017年7月4日に北九州~那覇線を夏季限定で就航した。スターフライヤーの便が沖縄へ乗り入れるのは今回が初めてとなる。
7月4日~10月10日までの季節運航
7月4日~10月10日までに期間、1日1往復で運航される。往路のスターフライヤー(SFJ)19便は北九州空港を9時30分に出発して那覇空港に11時15分に到着。折り返し便のSFJ18便は那覇空港を12時に出発して北九州空港に13時40分に到着する。
■スターフライヤー、北九州~那覇線運航スケジュール
(2017年7月4日~10月10日まで運航)
SFJ19便 北九州9時30分発 那覇11時15分着
SFJ18便 那覇12時00分発 北九州13時40分着
スターフライヤー社長は通年運航へ向けて努力
初便出発前には、北九州空港ターミナルビル2階の中央広場で北九州市主催の就航セレモニーが行われ、記念のテープカット・くす玉割りで就航をお祝いした。スターフライヤーの松石禎己代表取締役社長執行役員は「今回は3ヶ月程度の運航であるが、冬の沖縄も素晴らしく、冬の運航も検討し、最終的には通年運航をやるべく努力をしていきたい。共同運航便ということでANAにも色々お手伝いいただきたい」と通年運航へ向けての抱負を語った。
記念品も沖縄で使えるものばかりで乗客からも好評
搭乗ゲートでは、初便搭乗者に沖縄の染織首かけ布、ビーチシート、ポーチ、ミニハンドタオルなどの記念品がプレゼントされ、SFJ19便は9時40分に那覇空港へ向けて出発した。初便は台風3号の接近によって天候調査となっていたが、無事に運航された。搭乗ゲート前には就航記念のフォトブースも設けられた。
初便機内では沖縄の地ビールも提供
機内では、通常便同様にタリーズのコーヒーなど無料の機内ドリンクサービスが行われたが、7月より沖縄便就航を記念して伊藤園の「Vivit’s 沖縄パイナップル mixソーダ」も機内で提供された。また初便限定でアーサー風味の沖縄せんべいとチーズせんべいも配られたほか、ヘイオス酒造の地ビール「青い空と海のビール」「星空のポーター」の缶ビールも提供された。
また7月1日より、新しく「STARFLYER★CAFE」として、「玄米とポルチーニ茸のクリームリゾット(500円)」の有料メニューがスタートし、北九州~那覇線をはじめ、羽田~北九州・福岡・山口宇部線でも販売されている。濃厚な味に仕上がったリゾットで小腹が空いたときにちょうど良いサイズになっている。
この日は、那覇空港で滑走路の点検があった関係で定刻よりも21分遅れで11時36分に那覇空港に到着した。通常であれば約1時間20分の飛行時間となる。ゲートでは横断幕での出迎えがあった。
最安片道5300円から
スターフライヤーの北九州~那覇線は夏休み期間も含めて割安な設定となっており、80日前購入の「そら旅80」で片道5300~1万8800円、60日前購入の「そら旅60」で5500~1万9800円、45日前購入の「そら旅45」で5000~2万300円、28日前購入の「そら旅28」で6000~2万2300円、7日前購入の「STAR7」で6000~2万4300円、3日前購入の「STAR3」で7000~2万6300円、前日購入の「STAR1」で1万7000~2万8300円となっている。
関連URL:スターフライヤー
(鳥海高太朗)
- 編集長's eye BIRD SEAビュー
- スターフライヤーにとって初めての沖縄線となった。運賃を検索してみるとわかるが、非常に夏休み期間中でも割安な設定で片道1万円以下で購入出来る日も多い。
羽田からの通し運賃はないが、この運賃を上手に使って小倉や下関、門司港などを旅してから沖縄へ行くという旅行プランもありだと思う。期間限定の路線ではあるが、座席もゆったりで機内ドリンクやシートテレビなど充実したスターフライヤーの沖縄線の定着に期待したいところである。
編集長 鳥海高太朗